他部署の仕事を断るには?多忙な経理担当必見!
経理のお仕事だけで手いっぱいなのに、他部署から「これもお願い」「あれもやっておいて」とさまざまな頼みごとをされ、多忙を極めてしまった経験はありませんか?
頼まれたお仕事をすべて引き受ける必要はありませんが、頼みごとをされるとなかなか断りにくいものですよね。そこで今回は、他部署の依頼を断る方法や、経理のお仕事だけに集中するための改善策をご紹介します。
なぜ忙しいのか、原因をはっきりさせよう
経理の皆さんが忙しいのにはさまざまな理由があるでしょう。その理由のひとつとして、「本来経理がやるべきお仕事以外のことも引き受けてしまっている」ということに心当たりはないでしょうか?
経理や会計は業務領域が幅広く、お金に関わるお仕事をしているからか、社内から頼られたり、相談を受けたりして、「何でも屋」扱いされてしまうことも多いようです。ですが、経理は断じて何でも屋ではありません。
これはもちろん周りが理解しておかなければならないことですが、誰よりも経理担当自身が知っておく必要があります。
経理のプロフェッショナルであるならば、経理のお仕事以外の依頼に対しては、時にはNOと言う勇気も大切です。
こんな業務は断ろう
どう考えても経理のお仕事ではない頼みは当然断るとして、注意したいのは“一見経理のお仕事のように思える”頼みごと。ただ、今からご紹介する内容は経理がやらなくても良い業務ですので、しっかりと確認しておきましょう。
1.経理系書類の代筆
営業スタッフなどから経費精算書をはじめとする書類の代筆を頼まれることがあるかもしれません。しかし、これは本人が書くべき書類ですし、いちいち経理がやっていてはキリがありません。
そのことをしっかりと説明して、頼まれたらNOと伝えることが大切。万が一、確定申告書の代理作成を個人的に頼まれたりした場合も、しっかり断りましょう。
2.私的なお金の両替
銀行に行くのが面倒などの理由で、私的なお金の両替を「銀行に行くついでに頼むよ」と頼まれることがあるかもしれません。
ですが、ほとんどの銀行では、両替手数料を取っています。つまり、個人の両替の頼みを気軽に聞いてしまうと、ムダな経費がかさむことにもつながりかねません。
その仕組みを知らない方もいるでしょうから、断るときにはきちんと説明をしましょう。そうすれば、頼まれるケースも減っていくはずです。
3.個人的な振り込み依頼
誰かのプライベートな振り込みを、経理がお仕事で代わりにする必要はありません。断る際には「個人情報を業務の中で知ることはできません」と説明すれば、相手もきっと納得するでしょう。
断る勇気を持つことが大事です
経理のお仕事ではないと判断したら、時にはプロ意識と相手のためを思って断ることも大切です。
もちろん、相談をしてくる社内のスタッフはあくまでも同じ組織の一員なので、あれもこれもと断っていると、「融通の利かない人」というイメージがついてしまうかもしれません。そのため、依頼内容に応じた対応が必要になります。
もし断るときには、相手が納得できるような理由を添えたり、別案を提示するようにしましょう。そして、どうしてもやむを得ない理由があるなら、時には受け止めてあげることも大事ですよ。
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