【未経験】経理・会計業務の仕事の流れを知りたい!
今回は経理・会計・財務職を目指す未経験の方に向けて、「会計業務の大まかな内容と流れ」についてご紹介したいと思います。
経理・会計の仕事は3段階!
経理・会計の業務は大きく3段階に分かることができます。それは「毎日の業務」「月に一度の業務」「年に一度の業務」です。厳密に言えばもっとありますが、基本はこの3つだと覚えておきましょう。では具体的にどんな仕事があるのか見ていきますよ!
毎日の業務
会計業務の基本中の基本、毎日行う仕事についてご紹介しましょう。日常業務はおおまかには以下のようなものが挙げられます。
・現金・預金の残高確認や出納
・伝票の起票・整理
・納品書や請求書の発行
・各種支払い
・総勘定元帳などの記載
・受注や売上などの集計
これらのほか、通帳への記帳のために数日に一回程度、銀行へ行くのも基本的な業務の一つと言えるでしょう。
月に一度の業務
月に一度の業務としては以下のようなものが挙げられます。
【上旬】
・入金確認(取引先からの入金)
・帳簿締切
・源泉所得税の納付(毎月10日)
【中旬】
・月次決算
⇒仮払金の精算
⇒月割経費の計上
⇒月次在庫の確認
⇒試算表の作成
【下旬】
・従業員の給与計算、支給
⇒支給額の計算
⇒控除額の計算
・取引先への支払い
・請求書発行
・社会保険料の納付(毎月月末)
このレベルの業務になると、一定以上の会計実務経験とスキルが求められるようになります。
年に一度の業務
月に一度の大きな業務としては以下のようなものが挙げられます。
・年次決算
・納税の申告
・中期経営計画や来期予算の策定
なかでも、とりわけ重要な業務が、年次決算です。基本的に経験・スキルのあるスタッフが担当します。企業によっては半期ごとの中間決算も行う場合もありますね。こうした決算業務は非常に重要である反面、毎日の業務のように短期間で繰り返し行うものではないため、スタッフのなかにノウハウを蓄積しにくいという特性があります。そのため、確実に業務をこなすには、年単位の経験が必要になるわけですね!
一年間の流れは経理カレンダーを参照しよう!
いかがでしたでしょうか?このようにまずは毎日の業務を確実にこなし、月次の決算としてまとめ、さらにそれを年次の決算として集約させていく、という流れが経理・会計業務にはあるのです。
また、担当する業務も経験・スキルによって、毎日の業務、月次業務、年次業務、というようにステップアップしていくのが一般的です。
経理・会計職の一年間の流れをもっと詳しく知りたい方は「経理カレンダー」を活用するのがオススメです。興味のある方は、ぜひチェックしてみてくださいね。