【ビジネス英語】“日程を決める” を英語で表現すると?
今回のビジネス英語は、日常的によく使われる言葉「決める」の表し方について。実は、英語でもっともよく使われている 「決める」 の表現は、みなさんの予想とはちょっと違うかもしれません。
意外と間違いやすい「決める」 の表現
「決める」を英語で何と言うかと質問すると、ほとんどの方が “decide” と回答されるのではないでしょうか。あるいは、この単語から派生した名詞形を使って、“make a decision” と答える方がいるかもしれません。
後者を答えた方は、よく英語の勉強をされているのだと思います。こなれ感のある熟語を使いこなせるのは、英語上級者かもしれませんね!
しかし、日常生活で最もよく使われている「決める」 の表現は、実は異なるのです……。
先ほど例にあげた単語・表現は、同じ「決める」 でも、“決心する・決定する” など、“何かを決断する” “何か重要なことが決定される” のニュアンスで、普段使いの 「決める」を表すには、少々やりすぎな表現です。
日常生活で 「決める」 という言葉がよく使われるのは、“会議の日程を決める、約束の時間を決める、待ち合わせ場所を決める” のようなシーンですよね。
ここでの 「決める」 には、“set / arrange / fix / settle” などの単語が用いられます。どのように使用されるのか、以下の例文を参考にしてみてください。
“We arranged the time and place for the meeting.”
会議の時間と場所を決めました。
“The date for the meeting was set on this coming Monday.”
ミーティングは、この月曜日に決まりました。
その他よく使われるのは、“decide” プラス “on” で、“decide on” の表現。例えばこんな風に使われます。
“We have decided on our wedding date.”
結婚式の日取りを決めました。
“I wil l have to decide on a name for my baby in a week !”
1週間以内に赤ちゃんの名前を決めなくては!
日本語と英語における、「決める」のニュアンスの違いを感じていただけましたか? 最近では日本のビジネスパーソンの間でも「来月のスケジュールはFIXしましたか?」「キャンペーンの詳細がFIXしました」などと 、英語の表現が普段の会話で使われているため、意外と覚えやすいかもしれませんね。