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2019/09/19

集中力を高めて仕事の生産性UP!オフィスで簡単にできる集中力UP術

著者: シゴ・ラボ編集部

集中力を高めて仕事の生産性UP!オフィスで簡単にできる集中力UP術

毎日お仕事をする中で「集中力がなかなか続かない」「すぐに気が散って作業が進まない…」というお悩みを抱えていませんか?やることは山積みなのに、業務がはかどらずに時間ばかりが過ぎてゆく…といった状態では困ってしまいますよね。

とはいえ、集中力には限界があり、誰でも気が散ってしまうことはあるもの。まずは、集中力が長続きしない原因を知ることから始めましょう。ちょっとした工夫をするだけで、集中力を高めることができるはず。

そこで今回は、知っておくと役に立つ集中力アップ術を、5つのカテゴリーにわけてご紹介します。

目次
集中力を発揮させるために、まずは働く環境作りから!
集中力がもっとも高まる時間って?
目標時間を設定して、集中&効率的に仕事を進めよう
集中力を高める休憩の取り方って?
集中力アップが期待できる食べ物や飲み物
集中力を高めて、お仕事の効率アップを目指そう!

集中力を発揮させるために、まずは働く環境作りから!

集中力を発揮させるために、まずは働く環境作りから!

集中力を高めるために、まずは、自分のデスク周りを見直すことから、始めましょう。PCの周辺に不要なものは置かれていませんか?大切な資料や書類は、サッと出せるように整理整頓されているでしょうか。

お仕事に無関係なもの、雑誌や手帳、スマホなど、集中力を削ぐようなものは、デスクに極力置かないことが大切。特にスマホは、どうしても見なければならない場合を除いて、引き出しや鞄の中などにしまっておきましょう。デスク周りが雑然としていると、頭の中もスッキリしないもの。身の周りやデスク周りを整えて、お仕事しやすい環境を作りましょう。

また、室内の温度は適温に保たれているでしょうか。室温は、暑すぎても寒すぎても集中力を妨げる原因に。一般的に、冬場は20度前後、夏場は27度前後が快適な温度とされています。

オフィスの場合は、個人の希望で室温を変えられないことが多いので、はおりものやストールなどを使って、快適に過ごせるよう調節してみてください。

集中力がもっとも高まる時間って?

集中力がもっとも高まる時間って?

より効率良く集中力を高めるために、1日の脳の働きに合わせて、集中力がもっとも高まる時間帯を活用するのもひとつの方法。人間の脳や身体は、1日(約24時間)の周期に合わせて、体内の環境を変化させる機能を持っています。

一般的に、1日でもっとも集中力が高まるのは、10時~12時頃。起床から2~3時間経ったこの時間帯は、脳が完全に目覚めており、朝ごはんの栄養も行き届いているため、脳の働きがもっとも高まるとされているのです。

対して、気が散りやすいと言われるのが、12時~16時頃。特に、昼食後14時~16時頃は眠気が強くなりやすいため、仮眠を取れる状況であれば、少し仮眠を取るのもオススメ。ただし、取りすぎると眠気が増すことが多いため、10分程度が理想的です。

とはいえ、「朝型」タイプと「夜型」タイプがあるように、人によって、集中できる時間帯は異なります。自分の生活リズムを知って、頭を使う業務は午前中に取り組むなど、お仕事の進め方を工夫してみてくださいね。

※参考元:厚生労働省 e-ヘルスネット『体内時計(たいないどけい)

目標時間を設定して、集中&効率的に仕事を進めよう

目標時間を設定して、集中&効率的に仕事を進めよう

次にご紹介する集中力アップにオススメの方法は、「目標時間を設定する」こと。「まだ時間に余裕があるから」と漫然と業務を行っていては、集中力が途切れがちになってしまいますよね。業務の目標時間を設定することで、集中して業務に取り組むことができます。

目標時間を決めて行う作業の手法としてオススメなのが、“25分集中して5分休む”をセットで繰り返す「ポモドーロ・テクニック」です。

ポモドーロ・テクニック

「ポモドーロ」とは、イタリア語でトマトのこと。「ポモドーロ・テクニック」の発案者であるイタリアの作家が愛用していた「トマトのキッチンタイマー」から、この呼称が名づけられたそうです。やり方はいたってシンプル。

  1. タスクを設定する
  2. キッチンタイマー(スマホのタイマー等でも可)を25分にセット
  3. タイマーがなるまで集中する
  4. タイマーが鳴ったら5分休憩
  5. 2~4を4回くり返したら少し長めに休憩する

「ポモドーロ・テクニック」で大切なことは、前もって行わなければならないタスク(自分が行う作業や果たすべき仕事)を整理しておくこと。タスクリストを作成し、完了したら線を引いて消していくことで達成感や充実感が生まれ、集中力アップにもつながるでしょう。

短時間の集中と休憩で、業務の効率アップを図るこの手法。ぜひ実践してみてくださいね。

集中力を高める休憩の取り方って?

先ほどご紹介した「ポモドーロ・テクニック」のポイントは、短時間の集中と休息をテンポよく繰り返して行うこと。業務を行うなかで「集中力が切れてきた」と感じたら、思い切って休憩するようにしましょう。

休憩している間、ついついSNSなどをチェックしたくなりますが、スマホばかり見ず、目や頭を休めてゆったりしましょう。

また、最近話題の「マインドフルネス(瞑想)」を試してみるのも、集中力を高める手段のひとつとして効果的。

「マインドフルネス」とは、“心ここに在らず”の状態から、“今、この瞬間に集中して意識を向ける”思考術のこと。マインドフルネスの基本は、呼吸を意識することから始まります。10分から15分ほどリラックスして呼吸に集中し、自分が置かれている状況に意識を向けるようにしましょう。

マインドフルネスを行うことで、ストレスが軽減し、脳の活性化や集中力アップにも良い影響があると言われています。呼吸によって気持ちを落ち着かせることで、頭の中をスッキリとクリアにしましょう!

マインドフルネス呼吸法

  • 足の裏をしっかり床につけ、楽な状態で膝を開く
  • 目をつむり、自分の吸う息、吐く息に意識を向ける
  • 雑念があっても無理に排除せず、ただただ呼吸に意識を向ける

一日一呼吸から気軽に始められるので、お昼休みにでもぜひ試してみてくださいね。

集中力アップが期待できる食べ物や飲み物

集中力アップが期待できる食べ物や飲み物

ここまで、環境作りや目標時間の設定など、集中力を高めるためのさまざまな方法をご紹介してきました。ほかにも、食べ物や飲み物を利用して集中力を高めるという方法もあります。そこで、休憩時間の間食に向いている、集中力アップが期待できる食べ物や飲み物についてご紹介します。

食べ物

ガム

「ガムを噛むとリラックスできる」という方は多いかもしれませんが、集中力アップにも効果が期待できます。これは、「噛む」という行為によって脳が活性化されるため。甘い味よりも、ミントやレモンなどのスッキリ系がオススメです。

ナッツ類(クルミやアーモンド)

休憩時間に間食するなら、甘いお菓子よりも低GI食品がオススメ。低GI食品とは、摂取したときに血糖値の上昇スピードが緩やかな食品のこと。太りにくいだけでなく、食後に眠くなりにくく、集中力アップにもオススメです。代表的なものがナッツ類。クルミやアーモンドなら手も汚れず、匂いも控えめですので、仕事の合間でも食べやすいですね。

ブドウ糖

集中力が高まるとしてここ数年、注目を集めているのがブドウ糖。よく疲労が溜まると、糖分が欲しくなるという方は多いのではないでしょうか。ブドウ糖は「脳のエネルギー源」とも言われ、脳を活性化させ、集中力が高まると言われています。特に、ラムネは手軽に摂取できるブドウ糖としてオススメです。

ビタミンA、B群、C、DHA、EPAなどを含むサプリ

ビタミンA、B群、C、DHA、EPAなどの栄養素を含んだサプリメントは、集中力の向上、脳の活性化、眼精疲労の軽減、ストレス緩和など、さまざまな効果が期待できると言われています。集中力アップのお守りとして、上手に取り入れてみてはいかがでしょうか。

飲み物

緑茶(玉露)、抹茶、紅茶、ウーロン茶、コーヒーなど、集中力を高めるカフェイン含有量の多いドリンクがオススメ。ただし、エナジードリンクは砂糖がたくさん含まれているので、飲みすぎには注意しましょう。

※参考元:食品安全委員会『食品中のカフェイン

集中力を高めて、お仕事の効率アップを目指そう!

今回は、集中力を高めるための具体的な方法をご紹介しました。環境づくりや時間設定、マインドフルネスなど、すぐにオフィスで実行できるテクニックなので、自分に合った方法を試してみてくださいね。

とはいえ、普段から寝不足だったりストレスが溜まったりしている状態では、集中力が途切れがちになってしまいますよね。何よりも、まずは心身を健康な状態にすることが大切です!

パソナでは、働くスタッフの方向けの福利厚生サービスベネフィット・ステーションパソナグレイスジムなど)もあるので、ぜひリフレッシュに活用してみてくださいね。

参考サイト

みんなの仕事ラボ(シゴ・ラボ)は、働くすべての方々に向けたキャリアアップ、スキルアップのためのお役立ちサイトです。
「仕事はずっと続けるつもりだけど、このままでいいの…?」「何かスキルを身に着けたいけど自分には何が向いているか分からない」「職場でこんなことがあったけど、これって普通?」など、お仕事をする上でのお悩みや困ったをお助けするヒントやちょっとしたアイデアをお届けします。