悩み・質問

2015/06/11

【回答例つき】転職の面接で「他社も受けていますか?」と質問されたら?

著者: シゴ・ラボ編集部

【回答例つき】転職の面接で「他社も受けていますか?」と質問されたら?

みなさんは転職の面接などで「他社も受けていますか?」と聞かれ、しどろもどろになってしまった経験はありませんか?よくある質問のひとつなので、思い当たる方も多いかもしれません。今回は、この質問に対してどのように答えると面接担当者に良い印象を持ってもらえるか、具体的な回答例とともにご紹介します。

質問の意図を見抜いて的確な回答を

転職経験が少ない方は戸惑ってしまうこともあるかもしれませんが、面接担当者の質問の意図や対処法をあらかじめ知っておき、本番で落ち着いて答えられるよう、準備しておきましょう。

なぜ、面接担当者はそのような質問をするの?

「なぜ他社を受けているかどうかという質問をするの?」というと、この質問における面接担当者の最大の意図は、「志望の一貫性」を確かめるところにあります。

例えば、「以前から不動産業界に興味があり、経理職として御社を支えたい」という内容の志望動機を伝えていたのに、まったく別業種の経理も受けていたことが面接で明らかになったとしたら、「志望動機に一貫性がない?つもり、うちの会社のことも本当は志望していないのでは?」と、勘ぐられてしまうことにもなりかねません。

つまり、他社も受けているかどうかを聞くのは、志望動機の裏付けを取っているようなものなのです。

この質問に対する回答例とは?

ただ、「御社しか受けていません」と言えば一途な想いが伝わるだろう、というと、そうでもありません。というのも、転職活動をするうえで複数の会社に応募するのは、もはや当たり前。転職活動開始直後ならまだしも、一社に絞って応募する方はほぼいないと言って良いでしょう。

そのことは、採用する側の面接担当者も当然分かっています。つまり、「御社しか受けていません」という回答は、「この応募者は嘘をついているのではないか?」という疑念を持たれるリスクすらあるのです。もちろん、本当に1社しか受けていなければ、自信をもって伝えて良いですが、無理をして、隠す必要はないということです。

「他社も受けています」で問題なし

結論を言えば、答えは「他社も受けています」でOK。具体的にどのような会社を受けているかを聞かれたら、今面接を受けている会社と軸を同じとする企業を挙げていけば良いでしょう。この質問で相手に伝えられることは、「私はしっかりとした転職の軸や信念を持って、御社を志望しています」ということ。答え方によっては、質問の答えを上手く自己アピールに転換することも可能ということです。

ただし、その「軸」は人によって異なります。「未経験なので、業種にはこだわらず、成長できそうな職場で会計職に携わって、経験を積みたい!」と考える方や、「業種にも仕事内容にもこだわりたい」という方もいらっしゃることでしょう。

志望動機と上手くすり合わせながら、しっかりと一貫性をもって伝えられれば、何を軸に据えてもきっと面接担当者へと伝わるはずですよ。

すでに内定が出ている方の回答例

転職活動のタイミングによっては、すでに他社で内定が出ている状態で、面接を受けているかもしれません。そのときは、正直に内定が出ている旨を伝えたほうが良いでしょう。

その場合は、「A社で内定をいただいていますが、御社を第一志望に考えています」といったように答えるのがオススメ。「なぜ御社が第一希望かというと…」と続けて、さらに詳しい志望動機を添えられれば、なお意欲を伝えられるでしょう。

他社から出ている内定は、「採用に値する人物」と評価を得たことの証明になりますので、現在面接を受けている会社でも、恐らく評価ポイントが上がるでしょう。場合によっては、他社の内定状況を踏まえて、今後の面接の進め方を調整してくれるケースもあります。

ブレない「軸」を持った転職活動を!

面接では、相手への伝え方ひとつで、自分の想いをプラスに捉えてもらえることも、逆にマイナスに伝わってしまうこともあります。そのため、どうやって採用担当者に自分の意欲を伝えられるかを考えて、事前の準備をしてくださいね。

いずれにしろ、事実を捻じ曲げて伝えるのではなく、基本的には採用担当者に聞かれたことには正直に伝え、相手とのキャッチボールやコミュニケーションを大事にしましょう。自分の転職活動の軸やビジョンを明確にしたうえで、信念を持って転職活動に挑んでくださいね!

転職活動に悩んだときは、プロのキャリアコーチがサポートしますので、ぜひパソナにご相談ください。

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