悩み・質問

2020/06/04

仕事のやる気がでないのはなぜ?原因と解決するための方法を解説

著者: シゴ・ラボ編集部

仕事のやる気がでないのはなぜ?原因と解決するための方法を解説

仕事を続けていくなかで「なかなかやる気がでない」「モチベーションが上がらない」というお悩みを持ったことがある方も多いのではないでしょうか。

就職活動や転職活動を経て、やっと就いた希望のお仕事にもかかわらず、続けるうちにやる気がでなくなってしまい困っている…。今回はそんな方のために、「なぜお仕事に対するやる気がでないのか」「やる気をだすにはどうしたら良いのか」について、詳しく解説していきます。

目次
やる気がある人は意外と少ない?
やる気がでない原因とは
やる気をだすための3つのポイント
やる気を取り戻し、モチベーションを高く持ってお仕事に取り組もう!

やる気がある人は意外と少ない?

「初心忘るべからず」とはいうものの、初心を維持するのは非常に難しいことです。残念ながら、やる気に溢れていた頃の情熱を、誰しもが持ち続けられるものではありません。

では、いわゆる「やる気のある人」はどれほどいるのでしょうか。

やる気のある人は想像以上に少ない?

あるアメリカの調査会社によると、日本の会社員はお仕事へのやる気や熱意を持っている人の数が少なく、「お仕事に対して熱意がある社員」は、10%にも満たないという結果が出たそうです。勤勉な人が多いと言われている日本において、全体の過半数以上を占めるのが「やる気のない社員」だというのは、驚きではないでしょうか。

「もしかしてやる気がないのは私だけ?」と思っていた方にとっては安心できる結果ではありますが、働く人のほとんどにやる気がないということは、非常に問題のある結果です。

では、どのようにすれば、人はやる気をだすことができるのでしょうか。また、やる気がでなくなってしまう原因とは、一体何なのでしょうか。

やる気がでない原因とは

やる気がでない原因とは

お仕事に対してやる気がない人が多かったとしても、いつまでもやる気がなく働くというのは、社会人として良い姿勢とは言えません。また、せっかく働くのであれば、モチベーションを高く保ってやりがいを感じながら働き、充実した毎日を過ごしたいものですよね。

お仕事へのやる気を取り戻す第一歩として、ここではまず、やる気がでなくなる原因について考えてみましょう。人はどうしてお仕事に対するやる気を失ってしまうのか、その原因となる例をいくつかご紹介します。

任されたお仕事が自分のキャパシティ(許容量)以上である、タスクが多すぎる

今までにやったことのない大きなお仕事や自分のキャパシティを超えるお仕事を任されると、それをチャンスと受け取れずに、ストレスを感じてしまうことがあります。一度ネガティブなイメージを抱いてしまったお仕事に対して、やる気をだすことは容易ではありません。

加えて、タスクが多すぎるお仕事も、何から手をつければ良いのかわからなくなり、やる気を失ってしまう人が多いようです。

お仕事をする意味や価値が見いだせない

人が働くうえで大切なやりがいや、そのお仕事の価値を見いだせないままやる気をだすことは、非常に難しいと言えるでしょう。

「このお仕事にはどのような意味があるのか」「何の役に立つのか」をしっかり理解していないと、お仕事に対する情熱も失われていく傾向にあるようです。

お仕事に対して、燃え尽きやマンネリを感じている

大きなプロジェクトを終えた後など、お仕事に対して常に気を張り続けていたものがプツリと切れてしまうと「燃え尽き症候群」のようにやる気が途切れてしまうことがあります。

一方で、毎日同じような業務を行っていると、お仕事に対してマンネリを感じ、やる気を失ってしまうこともあるようです。

現在の状況を自分や他人のせいにしている

お仕事を進めていくうえで、トラブルが起きてしまったり、思うように進まなかったりすることもあるでしょう。

そんなとき、誰かのせいにして怒りの感情に苛まれてしまうと、やる気をどんどん失っていきます。また、「このような事態になったのは自分のせいだ」と自分を責めすぎてしまう場合にも、共通して言えます。

過去に執着したり、とらわれたりしている

「昔は良い上司に恵まれていたが、今の環境には不満がある」「不況でボーナスが減ってきた」など、充実していた過去にとらわれすぎて「昔は良かった」「あの頃に戻れたら」と現実に不満を抱いている人は、やる気をだすことが難しくなってしまう傾向にあります。

一方で、充実していた過去ではなく「酷いミスをしてしまった」「自分が担当したプロジェクトが上手くいかなかった」など、ネガティブな過去にとらわれているケースもあります。このような場合、お仕事に対する苦手意識を持ってしまっていると、なかなかやる気をだすことはできないでしょう。

休養が不足している

お仕事が忙しく、休息や睡眠が不足することで、やる気がでなくなってしまっている可能性も考えられます。休養が不足していると、やる気がでないばかりか生産性が落ち、ミスやストレスも増える悪循環に陥ってしまうでしょう。

また、運動不足や栄養不足といった生活習慣の乱れも、身体の不調やだるさ、集中力の欠如につながります。このような場合、健康な心身を取り戻さなければ、やる気を生みだすことはできません。

人間関係や職場環境の悩みやトラブルがある

仕事内容には不満がなくても、職場の人間関係や働く環境に問題があると、それが精神的なストレスとなることがあります。

「周りの人と気が合わない」「職場が暑くて集中できない」などの悩みやトラブルがあると、職場に行くこと自体が億劫に感じられ、やる気の喪失にもつながってしまうでしょう。

やる気をだすための3つのポイント

やる気をだすための3つのポイント

ここまでやる気がでない原因について、いくつかの例をご紹介してきましたが、では具体的にどのようにすればやる気がでるようになるのでしょうか。

ここからは、やる気がでない原因を踏まえて実践したい「やる気をだすために必要な3つのポイント」をご紹介します。自分の状況と照らし合わせながら、やる気をだすための解決策を考えてみてくださいね。

1.健康な心身を取り戻す

まず、やる気をだすために何よりも大切なのは「健康的な身体・精神」を取り戻すことです。

生活習慣が乱れている人は、生活リズムを整え、十分な睡眠や健康的な食生活を心がけましょう。また、健康を保つために、散歩やエクササイズなどの適度な運動も大切です。

まずは、健康な心身を取り戻すためのセルフケアから、始めてみてくださいね。

2.やる気がでない原因を探り、現状を整理する

心身共に健康的な状態になったら、お仕事のやる気がでない原因を探り、自身の現状を一度整理してみましょう。

人によってやる気がでない原因は異なるため、まずはどんなことが原因でお仕事に対するやる気がでなくなっているのか振り返ってみましょう。

原因がわかったら、解決するためにはどうすれば良いか、自身の現状も踏まえて整理していくことが大切です。紙やスマホなどにメモをとりながら、現状の課題や問題解決の方法、やるべきことなどを整理していくと良いでしょう。

3.やる気をだすため、少しずつ行動に移してみる

心身が健康な状態になり、やるべきことや問題の解決策をリスト化したとしても、すぐにやる気が戻ってくるわけではありません。

そんなときは「少しでも良いからやってみる」ということに挑戦しましょう。自分のペースで良いので、やるべきことや問題の解決に向けて、行動に移してみましょう。

そして「行動できたこと」や「達成できたこと」を自分自身で評価し、そうした行動を続けることによって、やる気が持続するようになっていきます。ぜひ一度、実践してみてくださいね。

やる気を取り戻し、モチベーションを高く持ってお仕事に取り組もう!

お仕事は生活をするうえで、必要不可欠なもの。せっかく働くのであれば、憂鬱な時間と思って過ごすのではなく、お仕事へのやる気を取り戻し、自身の成長や自己実現につなげたいものですよね。

今回ご紹介してきたように、お仕事に対するやる気を失ってしまう原因には、自分自身の考え方の問題や周囲の環境の問題、心身の健康状態など、さまざまなものがあります。「やる気をだすための3つのポイント」を参考に、解決のための第一歩を踏みだしてみてくださいね。

パソナでは、お仕事を続けていくなかで発生したお悩みに関する各種相談窓口を設けているほか、今後のキャリアについて相談できるキャリアコンサルティングも随時行っています。

「もっとやりがいのあるお仕事に就きたい」「モチベーションを高く持って働ける方法を知りたい」という方は、ぜひ一度パソナにご相談くださいね。

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