働き方

2019/02/04

派遣社員にも残業はある?頼まれたときの上手い断り方と残業時に気をつけること

派遣社員にも残業はある?頼まれたときの上手い断り方と残業時に気をつけること

「残業が少ない働き方がしたい」という理由で派遣という働き方を選んだものの、業務や職種によっては、月末月初や年末年始などの繁忙期、派遣先から残業を依頼されることがあるかもしれません。そもそも、派遣社員は残業できるのか、残業できない時の上手な断り方や、残業した場合どのように給与として支払われるのかについて、ご紹介します。

目次
派遣社員は条件を満たせば残業が可能
派遣先から頼まれた残業を断っても大丈夫?
残業となったときに派遣社員がやるべきこと
残業代の算出方法
比較的残業の少ない派遣のお仕事
まずは契約内容をしっかりと理解しておこう

派遣社員は条件を満たせば残業が可能

そもそも、労働時間には労働基準法で定められた「法定労働時間」と、会社ごとに定められた「所定労働時間」があります。法定労働時間は、「1日8時間、1週間40時間」と決められていますが、所定労働時間は、法定労働時間の範囲内で会社が独自に定めることができます。そして、残業とは「会社の所定労働時間外に働くこと」を指すのが一般的です。なお、派遣社員が残業をするためには、次の要件を満たしていることが必要です。

まずは、派遣就業条件明示書を兼ねた個別の雇用契約書で、「残業に関する規定」が記載されていること。お仕事をスタートする前に、しっかりと内容を確認しておきましょう。次に、派遣会社と労働組合(または代表者)の間で労働基準法36条の協定(通称サブロク協定)が締結されていることです。個々の派遣契約と、締結済の36協定。この2つが揃った状態で派遣先から依頼があった場合、派遣社員も残業が可能となります。

派遣先から頼まれた残業を断っても大丈夫?

残業に関する規定が定められていて、36協定の範囲内で派遣先から残業を依頼された場合、基本的に残業をする必要があります。就業時間の制限や、「妊娠中で体調が不安定である」「自宅で家族の介護をしている」などの事情で残業できないことが事前にわかっていれば、契約前の段階で必ず営業担当に伝えておきましょう。あるいは、残業NGの日が事前に決まっている場合は、残業を指示される前に派遣先に伝えておくのもひとつの方法。

契約上、残業を断れないことはわかっていても、どうしてもその日の残業が出来ないときには、「申し訳ありませんが、本日はどうしても残業ができないです」と、相手の気持ちを汲み取りながら、誠意を持って伝えましょう。同時に、「翌日の対応ではいかがでしょうか?」など、代替案を出すのもポイントです。

残業となったときに派遣社員がやるべきこと

派遣社員が残業をする場合には、「派遣先の指揮命令者の許可」が必要となります。残業が発生しそうだと判断した時点で、派遣先に確認を取りましょう。派遣先によっては口頭でOKだったり、事前連絡が必要だったりと、それぞれ手続きは異なります。所定の労働時間を少しでも超えると残業代は発生するため、自分ひとりの判断で残業をして、事後報告するのはNGです。また、残業がしばしば発生するという場合には、契約内容の見直しが必要かもしれません。派遣会社の営業担当に相談しましょう。

残業代の算出方法

「残業代は割増しになる」というのが世間一般のイメージですが、派遣社員の場合はどうなのでしょうか。労働基準法第37条には「時間外労働の場合は、通常の労働時間の賃金の計算額の2割5分以上、法定休日に労働させた場合は、通常の労働時間の賃金の計算額の3割5分以上の率で計算した割増賃金を払わなければならない」と記されています。

ただ、ここで注意しなければならないのは、残業には2つの種類があるということです。

法定時間外労働:先述した法定労働時間を超えて行われる残業
法内残業:会社が独自に定めている所定労働時間を超えて(労働基準法の定める範囲で)行われる残業

たとえば、所定労働時間が7時間のお仕事で1時間残業したとします。この場合は、法内残業にあたるため、労働基準法では割増賃金の支払い義務は発生しないことになります。

もちろん残業すると残業代は支払われますが、割増しに関しては、所定労働時間が法定労働時間より短かった場合、法定労働時間を超えない残業代が割増しとなるかどうかは契約によって異なるので、契約時に確認が必要です。

比較的残業の少ない派遣のお仕事

比較的残業の少ない派遣のお仕事

ライフスタイルやプライベートの事情で、残業の少ない派遣のお仕事を探している方もいらっしゃるでしょう。ここからは「なるべく残業は避けたい!」という方におすすめしたい、比較的残業の少ない派遣のお仕事をご紹介します。ぜひ、お仕事探しの参考にしてみてくださいね。

受付

受付時間はあらかじめ決められており、時間外の受付対応が少ないことから残業は少なめ。一般企業、病院、ショールームなど、さまざまな派遣先がありますが、いずれも残業は少ない傾向にあります。

一般事務

オフィスワークが初めてという方にもオススメの一般事務のお仕事。業種によっては繁忙期があるため、しっかりと下調べておくことが必要です。

コールセンター

シフト制や交代制のお仕事が多く、残業がむずかしい子育て中のワーキングマザーも多数活躍しています。

まずは契約内容をしっかりと理解しておこう

どのような雇用形態で働くとしても、残業に関する規定など、しっかりと自分の契約内容を理解することが重要です。「残業をしたくない(できない)」という場合は、契約前に残業がない、または少ないお仕事のご案内も可能ですので、営業担当に相談してみましょう。いずれにしても、無理な働き方をしなくてもいいよう、契約時にしっかりと条件に納得したうえでお仕事をスタートすることが大切ですよ。

参考サイト:

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