「派遣」で仕事と家庭は両立できる?
女性の社会進出を促す動きが広がる中、「仕事と家庭の両立」というテーマが、よく話題として取り上げられるようになりました。
シゴ・ラボにも、「どうやったら仕事と家事を同時にうまくこなせるのか知りたい」「仕事と子育てを両立する方法を教えてほしい」といった声が寄せられています。まだまだ、この問題に頭を悩ませている女性は多いはず。シゴ・ラボとしても、この問題を避けては通れません。
私たちがリサーチしてきた事例をもとに、「どうやったら、仕事と家庭・育児を両立できるのか」について考えてみたいと思います。
仕事と家庭の優先順位をつける!
仕事と家庭の両立に悩んでいる女性たちに、おススメしたいのが「優先順位を考える」ことです。
もちろん仕事も家庭も両方大切だから悩むわけですが、ここで知ってほしいのは優先順位をつけることの大切さ。たとえば家庭の優先順位を仕事よりも高くしたからといって、仕事をおろそかにするということにはなりませんし、その逆もまた然りです。
むしろ仕事と家庭に優先順位をつけて取り組むことで、結果として両方がうまくまわるようになるというケースが実際には多いと言えます。そして、家庭を優先しながら仕事もがんばりたいという方におススメなのが、派遣社員という働き方。ここでみなさんにメリハリのきいた派遣という働き方を選んだことで、仕事と家庭の両方を充実させることができた!という方々の声をご紹介します。
派遣という選択
Fさん(38歳)の場合
Fさん(38歳)は29歳で結婚したときに、将来的に子育てしながら働ける環境を希望し、派遣で働くことを決めました。
正社員で働いていた会社を退職する際は、周囲の同僚や上司の間には惜しむ声もあったそうですが、結婚して共働きとなったこともあり、家族との時間を優先しようと決心しました。派遣で働き始めてからは、希望通り定時で仕事を上がれるようになり、先々のスケジュールも立てやすくなったため、残業の多いパートナーを支えながら上手に家庭をやりくりできたといいます。充実した結婚生活を送り、パートナーからの信頼を得て、Fさんは仕事で感じたやりがいとはまた違った達成感を覚えるようになりました。子どもが生まれるまでの間は、夫婦2人で海外旅行などを一緒に楽しんだそうです。
一人目の子どもを出産した後は、時間に柔軟な働き方を希望し、再び派遣社員として仕事に復帰。就業先への行き帰りに保育園への子どもの送り迎えをしながら、充実した家庭生活を送っています。
Jさん(33歳)の場合
Jさん(33歳)は、1人目の子どもが生まれた後で、正社員から派遣社員に転向しました。1歳の子どもを託児所に預けながら、派遣先の大手メデイア企業で働いています。
働き始めた当初は、9時〜17時の時間帯での仕事に、正社員時代と比べて物足りなさを感じてしまうのではと考えていました。しかし、派遣先の職場環境のよさや、正社員の頃とは異なる業界の仕事を覚えるにつれ、その会社で働くことに喜びを見出せるようになりました。オフィス内の空気や社員の仕事のスタイルが刺激的で魅力的だったことも、満足感を覚えた理由だったといいます。
さらに、事前に子どもがいることを伝えていたため、子どもが急に熱を出したりするようなときに部署のメンバーが協力してくれたことも安心感につながりました。精神的なゆとりを持てたことはJさんのパフォーマンスにプラスの影響を及ぼし、派遣の仕事と家庭を両立する助けになったそうです。
まとめ
いかがでしたか? FさんもJさんも派遣という仕事のスタイルを選び、仕事と家庭の優先順位をはっきりとつけたことで良いリズムが生まれ、結果として仕事と家庭両方の充実につながった―そんなふうに言えるのではないでしょうか。
もしあなたが今、仕事と家庭をがんばって両立させたいけど、どうしたらいいんだろう……と悩んでいるのでしたら、派遣という働き方を選択肢に加えてみてはいかがでしょう。思っていたよりもずっと簡単に悩みが解決するかもしれませんよ!