【派遣社員のためのお悩み相談室4】○○との両立って可能？
「仕事も大事だけれど、プライベートの都合も優先したい」という方にとって、自分のライフスタイルに合わせて働ける派遣はピッタリの働き方。また、最近では家族の介護のために仕事を辞める「介護離職 」という問題も無視できない状況です。個人の状況に合わせたワークライフバランス実現のために、どんな点に気を付ければいいのかを探ってみましょう。
プライベート重視派は【シフト】に注目！
「専門学校に通っているので、授業に間に合う範囲で働きたい」「音楽活動と並行して、時間の融通が利く仕事をしたい」など、フルタイムの勤務が難しくてなかなか希望の仕事が見つからないこともありますよね。その点、幅広い条件で仕事を探せる のは派遣の強み。勤務時間が制限される場合、まずはシフトの融通が利くことを最優先に考えましょう。出勤曜日の固定や、複数の時間枠を選択可能、または1ヶ月のうち指定日だけのお仕事などもありますよ。
こんなお仕事がオススメです
シフトの融通が利くお仕事を探す際、人気が高いのはコールセンターでのお仕事です。土日祝を含む週数日の勤務や、曜日や時間を選べるシフト制の職場が比較的多いので、ぜひチェックしてください。急な予定の変更にも融通が利きやすいので、プライベートを充実させたい方や、まだ幼いお子さんを育てているワーキングマザーがたくさん活躍していますよ。また、受付や施設のインフォメーションスタッフのお仕事でも、週数日のシフト制が可能な場合があります。
介護と仕事の両立は、誰しも可能性があること
次にお話するのは、介護と仕事の両立という問題です。2013年に総務省が発表したデータ によると、介護をしながら就業している人は全国に約291万人。また、過去5年間に介護・看護が理由で前職を離職した人は48万7千人にも及びます。いわゆるこの「介護離職者」のうち女性は38万9千人で、なんと「介護離職者」全体の約8割を占めています。
また、2012年に厚生労働省が40代～50代の就労者と介護離職者2,000人を対象に実施したアンケート調査 では、介護を機に離職した理由として「仕事と介護の両立が難しい職場だった」や、「自分の心身の健康状態が悪化したため」という答えが目立ちました。さらにこのアンケートから、介護を担っている割合は40代が9.8％、50代では15.4％という結果も。介護と仕事の両立は、働き盛りの世代にとって無視できない問題ですね。現在20～30代の方も、今のうちから心の隅に留めておきましょう。
介護と仕事の両立のポイント
介護には、時間も体力も必要です。そのため、時短勤務や自宅近くの勤務地を選ぶなど、仕事での負担が大きくなりすぎないように工夫したいところ。また、病院への付き添いや役所への手続き、家事などでフルタイム勤務が難しい場合や、平日の休みが必要になることもあるでしょう。早番・遅番のシフト制勤務が可能なお仕事や、土日出勤の代わりに平日に休みが取れる職場もあります。さきほどご紹介したコールセンターのお仕事もそのひとつです。
がんばりすぎないことも大切！
介護をしながら仕事をする人が陥りがちなのが、「自分１人で全てを抱えこんでしまう」ということ。厚生労働省のアンケート でも、介護をしながら仕事をしている人の33.5％が「自分の仕事を代わってくれる人がいないこと」を不安に感じていました。不安を少しでも軽減するには、周りのサポートを最大限活用することが大切。お住まいの自治体が行っている公的なサポートや、兄弟、親戚、近所の方に頼めることがないか、じっくり考えてみましょう。
また、パソナのグループ会社である「パソナライフケア 」でも、家事代行や送迎のサポートサービスを行っています。まずは、どのような支援・サービスが利用出来るかを確認した上で、お仕事の条件を考えてみるとよいのではないでしょうか。
まとめ
「プライベートと仕事を両立させたい！」そんな方は、仕事に対する希望の条件やできること、できないことの線引きが具体的なので、担当の営業やキャリアコーチも希望に沿ったお仕事を紹介しやすくなります。ぜひ、担当者には希望条件をたくさん伝えてください。また、パソナでは「仕事と介護の両立支援 」をテーマにした無料セミナーも実施しています。現在介護をしながら仕事をしている方だけでなく、後学のために介護について知っておきたいという方も、ぜひお越しください。その他にも働くあなたを応援する一人一人に合わせたサポートをご用意しています。あなたにとってベストな働き方を一緒に考えていきましょう 。
