その使い方、NGかも!?派遣先のパソコン利用で注意すべきポイント
あなたは派遣先でパソコンを正しく利用していますか?と言っても、今回お話したいのは端末の使用方法というよりもむしろ、情報の取り扱い方について。SNSの普及などによって、いとも簡単に情報漏洩が起きてしまう昨今。自分では大丈夫と思っていても、思わぬところに落とし穴があるかもしれません。注意すべきポイントを押さえておきましょう。
守秘義務の徹底を意識しよう
お仕事を通して関わる、派遣先企業のさまざまな情報。特に、企業が第三者に知られたくない秘密情報の扱いには注意が必要です。秘密情報とは、たとえば顧客情報や人事や組織情報、経営に関わる情報、取引状況など多岐に渡ります。業務で使用する資料やデータはもちろんのこと、見聞きした情報も含まれます。派遣先での業務で知り得たこれらの秘密情報は、決して第三者に漏らすことはできません。また、派遣元から得た情報も同様です。
秘密情報取り扱いの原則
- 情報は会社の規定や手順に定められた範囲内で利用する
- IDやパスワードは厳重に管理する
- 情報のコピー、加工、修正、持ち出しは許可を得る
- 印刷した情報は、シュレッダー等の適切な方法で破棄する
- 個人のパソコンやUSBなどの記憶媒体は、原則持ち込んではならない
さらに、個人情報を扱う企業には、個人情報保護法によって厳しい義務が課せられています。派遣先が該当する場合は、就業中に個人情報を取り扱う可能性もありますので、慎重な対応が必要となります。
あなたは大丈夫?派遣先でのパソコンの取扱いについて
派遣先企業によっては、IT部門や情報セキュリティ部門で具体的なルールが定められていることもあるので、その際は企業のルールに従って使用しましょう。以下は、派遣先のパソコンでやってはいけないことの一例です。自分が使っているパソコンは「あくまで貸与物」という意識を強く持ち、自己判断による私用は控えましょう。
- 上司の許可なくアプリをダウンロード/インストールする
- IDやパスワード、顧客情報など、個人情報を書いた付箋をパソコンに貼る
- 業務上の指示を受けていない情報のコピーやプリントアウト
- 業務に関係ないSNSを使用する
- 仕事に必要な業務マニュアルを自分の私用アドレスへ送信する
まとめ
パソコンの取り扱いについては、休憩中もルールは同じ。デスクでランチを取りながらネット検索や個人メールのチェックなどをするのは止めておきましょう。どうしても検索がしたいなら、個人の端末で行うこと。
さまざまな企業で働く機会がある派遣社員だからこそ、しっかりと守秘義務を守ってパソコンを利用する術を知っておきましょう。他にも「こんなとき、派遣社員はどうすればいいのかな?」という疑問があれば、ぜひ営業担当に相談してくださいね。