キャリアアップ

2018/04/12

「データ分析」のスキルを磨けば、時給UPも夢じゃない!

著者: パソナ キャリアコーチ(事務担当)

「データ分析」のスキルを磨けば、時給UPも夢じゃない!

事務のお仕事を探していると「データ分析」「データサイエンティスト」「データアナリスト」などの、データに関する職種を目にしますよね。いろいろな呼び方はあるものの、

これらはすべてデータ分析に関わるお仕事です。一般事務からのステップアップとしても人気があり、これからより一層求人ニーズも高まるであろうデータ分析の世界を、一緒にのぞいてみましょう!

データ分析のスペシャリストのニーズが高まっている!

今や、時代は情報化社会。企業には、膨大な量の経営データやマーケティングデータが日々蓄積されています。それと同時に、企業はこれまでの経験則だけでなく、データ分析に基づいたスピーディーな経営判断ができるよう、さまざまな取り組みを始めています。たとえば、ビッグデータと呼ばれる膨大かつ複雑なデータの活用や、分析技術の開発もその一部。ただし、データ分析の専門スキルを持った人材が充足している企業は決して多くありません。効率的にデータ分析を行い、経営判断に活かせる新たな価値を見出せるデータ分析のスペシャリストが、業界を問わず求められているのです。

データ分析って具体的に何をするの?

求人サイトでデータ分析のお仕事を検索してみると、「営業企画・マーケティング」「Webアナリスト」「コンサルティング」など、実にさまざまな職種カテゴリーで募集されていることがわかります。それは、データ分析という仕事のフィールドの広さを表していると同時に、これまで培った実務経験や強みを活かして活躍できる余地があるということ。主にデータ分析業務で扱うのは、次のような情報です。

・自社の業績に関する情報

売上データや営業データなどを用いて、自社の業績に関する情報をさまざまな切り口から分析します。

・顧客に関する情報

「どのような属性の顧客から、何をどれだけ売り上げたのか」「SNSでいいね!してくれているフォロワーの属性は」といった顧客情報を分析します。

さらに深堀り!これからのデータ分析に欠かせないBIツールとは

多くのデータ分析のお仕事では「BIツール」というツールを用います。そもそもBIとは「Business Intelligence」の略で、企業運営に関するデータを集め、分析すること。BIツールには、経営戦略のための意識決定をサポートする役割があります。これを使えば、誰でも簡単にデータを収集・分析・加工でき、新たな消費者ニーズの把握や売り上げアップにもつながることから、近年BIツールを導入する企業が増加しています。

BIツールの主な機能とは

では次に、具体的にBIツールでどんなことができるのか、大きく分けて3つの代表的な機能をいくつかご紹介しましょう。それぞれの目的に応じて、機能を使い分けます。

<データを管理する>

●データの集計・抽出・分類

膨大な量のデータから、必要となる部分を抽出したり、加工したりします。

<データを分析する>

●OLAP分析

OLAPとは「Online Analytical Processing(オンライン分析処理)」の略。オンライン上の複数データベースとBIツールをつなぎ、あらゆる角度から分析した結果をアウトプット。問題の原因を特定して検証します。

●プランニングツール

実績データの分析や、異なるパターンでの比較、シミュレーションなどを行い、予算編成などの根拠に役立てます。

●データマイニング

マイニング(mining)とは、発掘・採掘のこと。膨大なデータをクロス分析や回帰分析などのさまざまな手法を用いて分析し、新たな法則・関連性を見つけ出します。

<データを可視化する>

●ダッシュボード

会計や顧客情報、生産性など、経営状況を示す複数データをまとめて表示します。目的に応じて必要な情報を追加して見せる機能を備えており、データに不慣れな人でもグラフなどで直感的に情報を理解できます。

データマイニングの有名なエピソードとして「おむつとビール」の話があります。これは、アメリカのスーパーマーケット店が顧客の販売データを分析したところ、母親はかさばるおむつを父親に買ってきてくれるよう頼み、父親は一緒にビールを購入していました。そこでおむつとビールを並べて置くと、ビールの売り上げがアップしたのだとか。このように、データから仮説を立て実験し、得られたデータを解析して検証できるのがこの仕事の面白さではないでしょうか。

スキル磨きはおまかせ!パソナのデータオペレーション研修とは

データオペレーションとは、マクロやVBAの高いスキルを駆使し、膨大なデータを効率的に処理・分析・解析するお仕事。企業の経営判断を左右する分析データの作成や、業務効率化の実現による大幅なコスト削減など、データオペレーションが企業にもたらす影響は計り知れません。

パソナではデータオペレーション業務を①ExcelやBIツールで集計・分析、その結果をレポーティングする業務、②ExcelやAccessのVBAを駆使してデータの収集、集計、加工などを行う業務、③分析の元となるデータベースを構築したり、データ抽出を行ったりする業務の3つのスキルに分けています。

「データ分析のスキルを極めてみたい」と興味を持たれた方は、ぜひパソナのデータオペレーション研修を活用してください。

研修は多数の指導実績を持つ人気講師が担当しますので、初心者がつまずきやすいポイントをその場で解消したり、弱点を繰り返しトレーニングしたりと、実務にすぐ活かせるノウハウを学ぶことができます。ExcelのピボットテーブルやVBA、Accessなど、レベルに応じた研修がありますので、ぜひチェックしてくださいね。

まとめ

データ分析は、企業経営の課題を解決に導く大きな役割を担っています。時代に合ったスキルを習得し、自分の市場価値を高めたい人にとっては最適な職種のひとつと言えるでしょう。パソナでは、未経験でもチャレンジできる部署アシスタントのお仕事なども多数紹介していますので、気になる方はご相談くださいね。

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