働き方

2016/11/09

先輩にインタビュー!「経理・英文経理のやりがいって?」

著者: パソナ キャリアコーチ(経理担当)

先輩にインタビュー!「経理・英文経理のやりがいって?」

会社を支える縁の下の力持ち、経理のお仕事。どの企業にも欠かせない存在であり、その専門性の高さからも人気の職種のひとつです。また、最近は英語を使って活躍する英文経理への注目も高まっています 。今回は、様々な業種で働く方々に、お仕事のやりがいや今後の目標をインタビューしました。

経理:精密機器メーカー Nさんの場合

意外にも、経理は体力勝負のお仕事なんです

化粧品メーカーで営業事務を担当していたNさんが経理を目指したのは、経験と資格を身につけたいと思ったことがきっかけでした。夜は専門学校に通いながら、さまざまな企業での派遣勤務を通して知識と経験を積む日々は緊張・集中の連続。経理はまさに体力勝負ということを実感しながらも、最高の達成感を味わえる締日を目指して、高いモチベーションを維持することができたそうです。

さらに、経理はデスクワークだけではなく、幅広い部署の人たちとのやりとりも頻繁に発生するお仕事。コミュニケーション能力を磨くことができるのも、やりがいの一つだそうです。経理を目指すなら、まずは少しずつでも実務に携わっていくことが大切。スクールや研修を受講するのも効果的だそうです。

経理:大手商社 Hさんの場合

正社員のときよりも、業務の幅が広がりました

簿記との出会いは商業高校時代というHさん。パズルを解くような簿記の楽しさに目覚め、卒業後は経理の専門学校で日商簿記1級を取得し、これまで経理畑を歩んできました。現在は派遣社員として大手商社で産業機械部の経理を担当していますが、実は正社員のときよりも業務の幅は広がったんだそう。帳簿の整理や売掛金・買掛金の管理から決算までを手掛け、やりがいのある日々を送っています。

経理の仕事には、必ずしも資格が必要というわけではないものの、資格取得のために勉強したことを実践で活かすことができると、より仕事に深みを感じるのだそうです。Hさんは今後税理士資格を取得し、いずれは企業内税理士になりたいという夢を持っています。

英文経理:外資系製薬会社 Nさんの場合

英文経理という目標を持つことで気持ちに変化が

正社員として経理に10年間携わってきたNさんは、経理はあくまで仕事と割り切り、手ごたえを感じることはあまりなかったそうです。そんな彼女の転機は英文経理を目指したこと。明確な目標を持つことで、短大の夜間部で英語を学び、セミナーにも参加するなど、積極的な行動をするようになりました。外資系製薬会社での経理事務に就き、月次決算も理解できるようになった今は、仕事に手ごたえを感じるようになったそうです。

Nさんにとっては「わからないことがわかるようになる」というのがモチベーションアップの原動力。「とにかく繰り返しやること」が持論の彼女は、周りからの信頼に応えられるプロになるためにも、熱い気持ちを持って仕事に取り組んでいます。

英文経理:外資系企業 Aさんの場合

派遣を選んで大正解!念願の外資系企業で働いています

会計事務所に勤めていたAさんがステップアップのために考えたのは「さまざまな企業を経験する」「新しい分野でのチャレンジ」「英語を使う仕事」という3つの条件。それにマッチしたのが、外資系企業での英文経理でした。派遣なら未経験でも条件に適った仕事にチャレンジしやすいと思い、パソナに登録したのだとか。

当初は、英語が堪能でないと英文経理は難しいと考えていたAさんですが、実際は案外そうでもないと感じたそうです。彼女の派遣先は米国企業なので、英語を使う機会は多いものの、日常業務で高い英会話力を要求されることはほとんどありません。むしろ重視されるのは、今まで培った経理の実務経験。Aさんは自身のスキルを活かし、繁忙期に備えたスケジューリングを心掛けて業務を進めているそうです。

まとめ

今回特徴的だったのは、正社員のときに比べて業務の幅が広がった方や、未経験から英文経理のお仕事に就いた方など、「派遣という働き方だからこそ実現できた仕事」があるということ。これから経理のお仕事を探す方は、選択肢の一つに加えてみてはどうでしょうか。それぞれの目標に合ったお仕事を、パソナで一緒に探してみませんか ?

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