【2017年版】経理・会計に求められるスキルとは?
2016年も残すところ、あとわずかとなりました。キャリアアップの夢が叶った方も、残念ながら叶わなかった方も、来年に向けた意気込みや目標はありますか?
新しい年に向けて、今回は次世代の経理・会計に求められるスキルについてご紹介いたします。
4つのスキルを意識的に高めよう!
2017年を飛躍の年にするために、ご提案したいスキルは4つ。新年の目標を考える上でも、ぜひ参考にしてみてくださいね。
キャリアアップに役立つ4つのスキル
それでは、ひとつずつご紹介していきましょう。
1.資料作成能力
資料作成能力とは、日常の帳簿を付ける能力とは異なります。いわば、作成した財務諸表から、経営判断に必要なデータを抽出して分かりやすく資料にまとめる能力です。簡潔で要点を捉えた資料を作成できる経理は、経営陣にとって非常に重宝する存在になります。
2.プレゼンテーション能力
適切な資料を作成できる能力に加えて、ぜひ身につけたいのがプレゼンテーションのスキルです。作成した資料から把握できる課題点をさらに分かりやすく相手に伝え、根拠や予見も含めて、どんな施策を打つべきなのかを端的に提案することができれば、経理・会計として欠かせない人材になれるでしょう。
3.コミュニケーション能力
経理は、社内のさまざまな部署と接点を持つ仕事。請求書発行にかかわる納品の確認や経費の申請に関するお願いなど、柔軟で人当たりよい対応をしつつも、締めるところは締める、という適切なコミュニケーションが求められます。自分の業務を円滑にするため、さらに部署全体の業務を円滑にするためにも、欠かせない能力と言えます。
4.経営視点で戦略を考える能力
一歩進んだ経理・会計になるために、欠かせないのが経営者的な視点を持つこと。ただ会社のお金の流れを管理するだけのスタッフではなく、より広い視点でデータを分析して、経営をより良くする的確な「次の一手」を提案できる経理は、どこへ行っても高い評価を得られるはずです。場合によっては、ダイナミックな発想で戦略を練り、提案できる大胆さも重要な能力になってきます。
ルーティンの業務だけでは能力は上がりにくい!
業務を行ううえで、実務スキルが重要になってくるのは当然ですが、今回ご紹介したように、経理・会計職にはそれ以外にも多くの能力が求められます。とはいえ、通常の業務を毎日こなすだけでは、こうしたスキルは身につきにくいもの。大切なのは、これらのスキルについて日々意識することです。
資料の作成、プレゼンテーション、コミュニケーション、戦略策定……これらを毎日の仕事にプラスアルファで、意識することを習慣化すれば、徐々にスキルはついていきます。2017年は、より「求められる経理」になるために、ぜひ意識高く仕事をしていきましょう。