悩み・質問

2018/01/26

「一人経理」の業務の抜け漏れを防ぐには?

著者: パソナ キャリアコーチ(経理担当)

「一人経理」の業務の抜け漏れを防ぐには?

経理に携わる方の中には、中小企業などで1人で業務をこなす“一人経理”の方も多くいます。万が一ミスをすれば、相談ができる仲間や上司もいないし、以降の業務でも不安がつきまとってしまうかもしれません。そこで今回は、一人経理の方がミスゼロを目指し、業務の抜け漏れを防ぐアイデアをご紹介します。

複数の業務を抜け漏れなくこなすには?

ミスを犯した際に大切なのは、「失敗から何を学び、どう成長していけるか」です。では、一人経理がやってしまいがちなミスの中で特に多い「抜け漏れ」を防ぐアイデアをご紹介します。

業務に優先順位をつける

担当業務が多いと、どうしても抜け漏れが生まれてしまいがち。そこで大切なのが、一つひとつの業務に「優先順位」をつけていくことです。

もちろん、どの業務も大切なのは間違いありませんが、緊急性の高さには違いがあるものです。自分のリソースや納期、能力などを考慮して、「他人に任せられない重要な業務」を一番に対処できるよう、順位づけをしていきましょう。

ただ、状況は刻一刻と変化していきます。場合によっては、最初に決めた優先順位が変化していくかもしれません。その際は、最初に決めた優先順位に固執することなく、臨機応変にアップデートすることも大切です。

常にタスク管理を意識する

優先順位を決めたら、今度はそれに従ってスケジュールを作り、タスク管理をしていきましょう。

自分に任されている業務をミスなく確実にこなしていくためには、タスクごとの進捗管理が重要です。スケジュールやタスク管理を習慣づけることが、パフォーマンスの最適化にもつながるのです。

スケジュールは必ずExcelやカレンダー・手帳などに記入して、可視化することがオススメです。記憶に頼っていては、ふとした瞬間に抜け落ちてしまい、結果として重要な業務を忘れてしまう危険性があるのです。

加えて、スケジュールはしつこいほど何度も見返すことが重要です。

現在どういう状況で、このあとにどんな業務が控えているのか、調整が必要なタスクはないか、などを常に把握しておけば、抜け漏れは自然と減っていくもの。スケジュールを作り、タスク管理をしっかり行うことは、経理に限らず責任あるビジネスパーソンなら必ず徹底するべき行動なのです。

タスク管理は、人によってさまざまな工夫ができる点もポイント。Webサイトやアプリなどのデジタルツールはもちろん、アナログな付箋などを使っても良いでしょう。抜け漏れのない管理を行うため、できる工夫から始めていきたいですね。

※関連記事:『あなたは手帳派?アプリ派?お悩み別・スケジュール管理術!

 

「経理」関連記事一覧

「シゴ・ラボ」では、他にも経理用語や経理の方々のキャリアアップに役立つ記事を多数ご紹介しています。その他の記事もチェックしてみてくださいね。

【経理用語集】実務で役立つ!頻出・経理用語100

「実務で役立つ!頻出・経理用語100」は、経理初心者の方や経理としてステップアップしたい方のための経理用語集です。日々の業務や毎月の経理イベントでよく使われる基本的な用語を100個ピックアップし、わかりやすく用語の解説をしています。ダウンロードして、ぜひご利用ください。

 

関連記事

 

みんなの仕事ラボ(シゴ・ラボ)は、働くすべての方々に向けたキャリアアップ、スキルアップのためのお役立ちサイトです。
「仕事はずっと続けるつもりだけど、このままでいいの…?」「何かスキルを身に着けたいけど自分には何が向いているか分からない」「職場でこんなことがあったけど、これって普通?」など、お仕事をする上でのお悩みや困ったをお助けするヒントやちょっとしたアイデアをお届けします。