ICカードと切符で料金の違う電車賃の経理処理
鉄道会社によっては、ICカードなどの電子マネーで電車に乗ると、券売機で切符を購入するよりも数円ほど運賃が安めになるケースがあります。
金額が端数でややこしいのはともかく、運賃が2通り存在することで、会社での経費精算をどうするのが正しいのか、自信が持てない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、2パターンある電車賃の経費処理についてご紹介しましょう。
申告に従って経費を処理しよう
特にルールが定められていないなら、申告通りの経費処理を行っておきましょう。本人が「140円」と言ってるのに、「ICカードを使えば133円になるんだから、交通費は133円しか出しません!」と拒んでも仕方ありません。
とはいえ、運賃精算の多い会社であれば、その数円の積み重ねもかなりの金額となります。
例えば「全員ICカードを使うこと!」とルール化して、ICカード払いの運賃のみで精算した方がスッキリするでしょう。
ICカードのチャージ額で精算しないよう注意!
ICカードの使用をルール化すると、もしかしたら「チャージにかかった領収書で精算すれば楽じゃない?」という意見が挙がるかもしれませんが、これは認めてはいけません。
ICカードは買い物にも使えるれっきとした電子マネー。これを経費精算してしまうと、税務上は「運賃」ではなく「給与」扱いになってしまう可能性が高くなります。
適性に経費処理していなければ、税務上のペナルティを受けるリスクもあるため、注意するようにしましょう。
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