キャリアアップ

2016/06/02

【未経験】経理・会計業務の仕事の流れを知りたい!

著者: パソナ キャリアコーチ(経理担当)

【未経験】経理・会計業務の仕事の流れを知りたい!

今回は経理・会計・財務職を目指す未経験の方に向けて、「会計業務の大まかな内容と流れ」についてご紹介したいと思います。

経理・会計の仕事は3段階!

経理・会計の業務は大きく3段階に分かることができます。それは「毎日の業務」「月に一度の業務」「年に一度の業務」です。厳密に言えばもっとありますが、基本はこの3つだと覚えておきましょう。では具体的にどんな仕事があるのか見ていきますよ!

毎日の業務

会計業務の基本中の基本、毎日行う仕事についてご紹介しましょう。日常業務はおおまかには以下のようなものが挙げられます。

・現金・預金の残高確認や出納
・伝票の起票・整理
・納品書や請求書の発行
・各種支払い
・総勘定元帳などの記載
・受注や売上などの集計

これらのほか、通帳への記帳のために数日に一回程度、銀行へ行くのも基本的な業務の一つと言えるでしょう。

月に一度の業務

月に一度の業務としては以下のようなものが挙げられます。

【上旬】

・入金確認(取引先からの入金)
・帳簿締切
・源泉所得税の納付(毎月10日)

【中旬】

・月次決算
⇒仮払金の精算
⇒月割経費の計上
⇒月次在庫の確認
⇒試算表の作成

【下旬】

・従業員の給与計算、支給
⇒支給額の計算
⇒控除額の計算
・取引先への支払い
・請求書発行
・社会保険料の納付(毎月月末)

このレベルの業務になると、一定以上の会計実務経験とスキルが求められるようになります。

年に一度の業務

月に一度の大きな業務としては以下のようなものが挙げられます。

・年次決算
・納税の申告
・中期経営計画や来期予算の策定

なかでも、とりわけ重要な業務が、年次決算です。基本的に経験・スキルのあるスタッフが担当します。企業によっては半期ごとの中間決算も行う場合もありますね。こうした決算業務は非常に重要である反面、毎日の業務のように短期間で繰り返し行うものではないため、スタッフのなかにノウハウを蓄積しにくいという特性があります。そのため、確実に業務をこなすには、年単位の経験が必要になるわけですね!

一年間の流れは経理カレンダーを参照しよう!

いかがでしたでしょうか?このようにまずは毎日の業務を確実にこなし、月次の決算としてまとめ、さらにそれを年次の決算として集約させていく、という流れが経理・会計業務にはあるのです。

また、担当する業務も経験・スキルによって、毎日の業務、月次業務、年次業務、というようにステップアップしていくのが一般的です。

経理・会計職の一年間の流れをもっと詳しく知りたい方は「経理カレンダー」を活用するのがオススメです。興味のある方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

みんなの仕事ラボ(シゴ・ラボ)は、働くすべての方々に向けたキャリアアップ、スキルアップのためのお役立ちサイトです。
「仕事はずっと続けるつもりだけど、このままでいいの…?」「何かスキルを身に着けたいけど自分には何が向いているか分からない」「職場でこんなことがあったけど、これって普通?」など、お仕事をする上でのお悩みや困ったをお助けするヒントやちょっとしたアイデアをお届けします。