悩み・質問

2014/04/11

同じような開示書類をいくつも作るのはなぜ?

今週の相談
決算で目の回るような忙しさです。いつもしみじみ思うんですが、同じような開示書類が多すぎませんか?決算短信、計算書類、有価証券報告書……同じような財務数値を何度も使って書類を作りますよね。何とかしてほしいです。チェックが大変でうんざりします。せめてひとつくらい減らないものでしょうか。

京都府 あん(27歳)

実質一元化の要望はある!実現して欲しいところだが!

分かる!よーく分かるぞ!特に有価証券報告書の財務諸表(決算書)と計算書類なんて、ほとんど表示が違うだけだもんなぁ~!似たような内容の書類を、神経使ってチェックするのはしんどい!だが一応、それぞれ別のルールや作成目的に基づいて作られてるものだからな!そう簡単に「ひとつ減らす」なんてことはできないぞ!スマーッシュ!

それぞれの開示書類が基づく法律・ルール

決算短信、計算書類、有価証券報告書は、それぞれ次のような法律やルールにのっとって作成されているぞ!

決算短信

「決算短信」は上場会社が決算発表時に作成する書類で、証券取引所の適時開示ルールにのっとったものだ!期末後45日以内に開示されることが適当とされていて、上場会社の貸借対照表や損益計算書といった決算情報が最も早く開示される資料だな!投資者やマスメディアからの注目度が高い!

計算書類

「計算書類」は、会社法で作成が義務づけられている開示書類だ!「企業の利害関係者(株主や債権者など)へ必要な財務情報を提供すること」「剰余金の分配可能額を算定すること」「法人税の課税所得算定の基礎を提供すること」の3つがおもな作成目的だな!

有価証券報告書

「有価証券報告書」は、金融商品取引法で規定されている開示書類だ!損益計算書や貸借対照表などについて細かい規定があるので、決算短信や計算書類に比べて詳細な内容になることが多いな!ただ、作成目的については「有価証券の公正な取引や投資家の保護」だから、計算書類と役割の面でかぶり気味なことは否めない!

一元化を求める声は根強いが……

計算書類と有価証券報告書は似たり寄ったりの内容だ!作る方は無駄に感じるし、見る方は混乱しかねないし、あんまりいい状況とはいえないんだよなぁ!だから日本公認会計士協会は2009年に、「有価証券報告書の財務諸表と計算書類の実質的一元化」を提言したんだ!

この提言、かなり前向きに捉える向きもあった!だが、今のところすぐには進展なさそうなんだよな~!なんでかって言うと、計算書類と有価証券報告書は上で説明したようにそれぞれ基づいている法律が違う!そのうえ、金融商品取引法は金融庁の所管、会社法は法務省の所管なんだ!複数の省庁と法律にまたがる問題だから、「一本化」となるとそのあたりの調整が大変みたいなんだよ!いや、参った!

開示書類作成の負担が軽くなる未来、いつか来るはずと信じたい!それじゃ、今回の相談はここまで!君の悩みに……スマーッシュ!

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