悩み・質問

2016/06/10

産業医の報酬はどうやって会計処理すればいい?

今週の相談
このたび、一事業所において労働者を50人以上雇用することになったため、産業医を選任することになりました。そこで産業医の会計処理についていくつか質問があります。
■勘定科目は福利厚生費と給与のどちらを使用するべきか
■報酬は消費税の課税対象となるか
■報酬の支払時に源泉徴収は必要か
以上、つたない文章で申し訳ないですが、よろしくお願いスマッシュ!

神奈川県 トムちん(29歳)

産業医の先生……いつもありがとう!

うおっと~っ!なんだなんだ!急に3つも同時にスマッシュを――じゃなくて、質問を打ち込んでくるなんて聞いてないぞ!……ただ、百戦錬磨の俺の手にかかれば、これくらいリターンすることは可能だ!それじゃ行くぞ、スマーッシュ!

Q1.産業医報酬の勘定科目は?

最初の質問は、勘定科目を「福利厚生費」にすればいいか「給与」にすればいいか、だったな!答えは――ケースバイケースだ!産業医産業には大きく2種類あって、「医療法人の勤務医」の場合と「個人事業者である医師(開業医)」の場合がある!一般的には、「医療法人の勤務医」の場合は「福利厚生費」を勘定科目にし、「個人事業者である医師」の場合は「給与」を勘定科目にすることが多い!なぜかって?――それについては、以下の項目を読んでいけば分かるだろう!

Q2.産業医報酬の消費税の扱いは?

続いての質問は報酬が消費税の課税対象になるか、だよな!……これについては、医療法人の勤務医の場合と個人事業者である医師の場合で明確に扱いが異なるぞ!

医療法人の勤務医の場合

勤務医の場合、産業医報酬は「医療法人のその他の医業収入」となる!そのため消費税の課税対象になるぞ!

開業医の場合

開業医の場合は個人として報酬を受け取ることになるため、所得税法上、原則として報酬は「給与収入」だ!つまり消費税は不課税になるんだ!ちなみに個人事業から法人化している場合は給与扱いにはならないから注意しよう!

Q3.報酬支払時に源泉徴収は必要?

源泉徴収も、産業医の種別によって扱いが違ってくるぞ!医療法人の勤務医の場合は、上記の通り法人への支払いになるから、源泉徴収は行わない!……ということは、もう分かるよな!開業医へ支払うのは「給与」だから、源泉徴収を行うってことになるぞ!

勘定科目について補足しておこう!

最後に、勘定科目についての補足をするぞ!1つ目の質問で、勤務医なら福利厚生費、開業医なら給与、と説明したが、ここまでちゃんと読んだ君なら、おそらくその真意が分かったんじゃないかな?

つまり、産業医が「個人事業者の医師」だった場合に勘定科目を「福利厚生費」にして処理すると、その報酬が税務上「給与」であることを忘れることがある!そして、よく確かめずに処理をして、消費税や源泉所得税の取り扱いでミスしちゃうことがある!実際、これは珍しくないミスなんだ!

だから、医療法人の勤務医の場合は勘定科目を「福利厚生費」にし、産業医が個人事業者の場合は「給与」にするっていうのがセオリーなんだよな!ちなみに今回の内容をまとめるとこうなる!

医療法人の勤務医 個人事業者の医師
勘定科目(推奨) 福利厚生費 給与
消費税 課税 非課税
源泉徴収 行わない 行う

分かったかな?ってなわけで、君の悩みに……スマーッシュ!

「熱血経理SHOZOのお悩み相談室」では、君たちからの熱い質問を待っているぞ!経理・会計・財務のことなら、どんな質問でも打ち込んでこい!そうだ、もっと声を出せ!
スマーッシュ!

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