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2022/09/08

派遣社員も住宅ローンを組める? 条件や審査に通るためのコツを解説

著者: パソナ キャリアコーチ

派遣社員も住宅ローンを組める?知っておきたい条件や審査に通るためのコツを解説

マイホームを購入したいけれど、住宅ローンを借りるには正社員でなくては無理?と思っている方も多いかもしれません。住宅ローンは派遣社員であっても組めるのでしょうか?この記事では、住宅ローンの審査項目や条件、派遣社員が住宅ローンを組むためのコツなどについて詳しく解説していきます。

目次
派遣社員も条件次第で住宅ローンは組める
住宅ローンの条件・審査項目
派遣社員が住宅ローンを組むためのコツ
派遣社員が住宅ローンを組む際の注意点
ライフプランを考えてから住宅ローンを組もう

派遣社員も条件次第で住宅ローンは組める

派遣社員も条件次第で住宅ローンは組める

正社員と比較すると派遣社員は住宅ローンの審査が厳しくなる傾向にあります。住宅ローンの返済期間は一般的に20~35年と長期であるのに対して、有期雇用である派遣社員は長期にわたる安定した収入が見込めないと審査されやすく、正社員と比べて雇用契約の解除になるリスクが高いと判断されやすいためです。

しかし、住宅ローンにはさまざまな種類があり、条件次第では派遣社員も利用できるものもあります。住宅ローンの条件や審査項目について、詳しく見ていきましょう。

住宅ローンの条件・審査項目

住宅ローンの条件・審査項目

派遣社員であっても申し込み可能な住宅ローンはありますが、利用するためには住宅ローンの審査に通らなければなりません。審査内容は金融機関によって異なり、いずれも非公開ですが、金融機関が融資の際に考慮する項目として以下の項目が挙がっています。

年齢

住宅ローンは返済期間が長期にわたるため、借入時の年齢と完済時の年齢に条件があります。多くの金融機関では、借入時年齢は20歳~70歳とし、完済時年齢は80歳と定めています。病気や死亡リスクなどを考慮される可能性があるため、年齢の若いうちに申し込んだ方が審査は有利に働くといえるでしょう。

業種・雇用形態・勤続年数

住宅ローンの継続返済が見込めるかどうかは、勤続年数や雇用形態といった雇用の面から判断されます。勤続年数は目安として1年以上であれば申し込めるケースが多いようです。

年収

安定かつ継続した収入を重要な審査項目として挙げている金融機関は多く、なかには住宅ローンの申込みに「年収300万円以上」といった条件を設けているところもあります。審査の対象期間は過去2~3年分とする金融機関が多いです。
複数の派遣会社で勤務している場合は、収入を合算して審査をするため派遣会社ごとに源泉徴収票が必要になります。

現在・過去の借入状況

マイカーローンや教育ローン、クレジットカードの分割払い、リボ払いなどの借入状況も審査で重視されるポイントです。ほかのローンで多くの借入がある場合、必要な額の住宅ローンを借りられない可能性があります。また、過去の借入の延滞状況なども確認されるため、クレジットカードの返済が滞った履歴などは審査に影響します。

担保評価

担保評価とは、住宅ローンの融資を受ける際に担保として設定する物件の評価金額です。
ローンの返済が難しくなった場合、金融機関がローン残高を回収できるように物件を担保に設定するため、物件が借入金額に見合う担保価値があることは非常に重要です。なお、担保評価が高いほど融資額は増える傾向にあります。

健康状態

一般的に、住宅ローンを利用するためには、「団体信用生命保険」への加入が必要となります。
団体信用生命保険とは、契約者が住宅ローンが支払えない状態になった場合に、生命保険会社が保険金を肩代わりする、住宅ローンに特化した保険です。住宅ローンの借入時または借り換え時のみ加入可能で、加入申し込みの際には健康診断書の提出が必要となります。直近の健康状況によっては加入不可となり、審査に落ちることもあります。

派遣社員が住宅ローンを組むためのコツ

派遣社員が住宅ローンを組むためのコツ

派遣社員が住宅ローンの審査に通るために取り組みたいポイントをご紹介します。

1.勤続年数が1年以上たってから申し込む

現在の勤務先での勤続年数が長いほどローン審査に有利になります。勤務年数が数ヶ月程度だと、今後も継続して雇用されるのか金融機関は判断ができません。たとえ年収が高くても、転職を何度も繰り返し継続勤務年数が短いと、収入が安定していないと判断される可能性があります。

住宅ローン申し込み時の最低勤続年数を1年以上と定める金融機関は多いため、勤務年数が1年を経過してから申し込みましょう。

2.借入金額を減らす

住宅ローンの借入金額を減らすことで、返済期間の短縮につながるため、金融機関は返済に問題ないと判断しやすく、審査に通りやすくなります。借入金額は返済負担率を目安に決めるのが一般的です。

借入金額を減らす方法としては、「頭金を増やして借入金額を下げる」「購入する物件の価格を下げる」の2つが挙げられます。

頭金が多いほど、住宅ローンの借入金額は抑えられます。また、より安い物件を探せば、借入金額を減らすことができます。
なお、新居に住む際は、引っ越しや家具代をはじめ多額の費用がかかります。新居購入の予定がある人は、計画的に貯金しておきましょう。

3.借入先の銀行口座を作る

借入先となる金融機関の口座を長く利用すると、審査が有利になるケースがあります。借入先の銀行口座を作ることで、定期的な給与振り込みや貯蓄があると判断されやすくなるためです。住宅ローンの返済能力があると判断してもらうためにも、借入先の銀行口座は早めに作りましょう。

4.他の借入を返済しておく

他のローンで返済の遅滞や延滞などの履歴があると、信用情報の観点から住宅ローンの審査に落ちやすくなります。クレジットやキャッシングなど残高がある場合は、延滞せず期日までに返済しましょう。

派遣社員が住宅ローンを組む際の注意点

派遣社員が住宅ローンを組む際の注意点

派遣社員が住宅ローンを組むためのコツのほかにも、注意しておきたいことあります。

1.無理のない返済計画を立てる

まずは自分の返済能力を分析することです。住宅ローンが大きな負担となってしまうと、日々の生活に支障をきたしてしまいます。金融機関のサイトから返済シミュレーションを活用し、借入金額や返済期間、金利など月々の返済金額を把握して、無理のない返済計画を立てましょう。

2.返済期間を通じて派遣社員を続けられるか考える

シミュレーションで借入金額や返済期間などを算出した後は、現在の業種や職種、雇用契約期間などさまざまな角度から、派遣社員として今後も継続して勤務できるかを検討しましょう。雇用契約満了が近く、さらに派遣社員として別の企業で働くのが難しい場合や、お給料が下がりそうな場合などは転職を検討する必要があります。

ライフプランを考えてから住宅ローンを組もう

派遣社員は正社員と比べると住宅ローンの審査は厳しめですが、一定の条件をクリアしていれば問題なく住宅ローンを組むことができます。長期にわたり無理なく安定的に返済をしていくためには、事前の細かな計画や、派遣社員として継続的に勤続年数を積み重ねるといったライフプランの設計も重要となるでしょう。

参考サイト:

みんなの仕事ラボ(シゴ・ラボ)は、働くすべての方々に向けたキャリアアップ、スキルアップのためのお役立ちサイトです。
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