今さら聞けない!?働き方ごとのメリット・デメリットを知っておこう
人材不足で雇用情勢が改善しつつある今こそ、希望のお仕事を見つけるチャンス!自分に合った働きかたを知り、より効率的なお仕事探しにつなげましょう。
今回は、派遣社員以外の3つの就業形態の特徴やメリット・デメリットをまとめました。「契約社員と派遣社員の違いって?」などのギモンも、これを読めば解消できますよ。
パート・アルバイト
パートは、 一週間の所定労働時間が短い労働者のこと。アルバイトは、一般的に臨時雇用される労働者を指します。学生はアルバイト、主婦はパートという呼称で、どちらも同義語として使われることも多いのですが、実はこの2つに法的な違いはありません。
ただ、会社やお店ごとに独自の定義や条件を設定しているケースもあるので、応募の際は勤務条件や給与などに違いがないか、しっかりチェックしておきましょう。
メリット
働く日にちや時間を自由に選ぶことができるのが大きな特徴です。幅広い業種の案件が豊富にあり、ある程度条件に幅を持たせれば、仕事を見つけやすいでしょう。また、いきなり正社員になるのが難しくても、未経験OKの求人を選んで希望業界・職種のキャリアをスタートしたり、社員登用制度のある案件を選んだりと、夢への入り口の手段として選ぶケースもあります。
デメリット
長期勤務で昇給するケースもあるものの、正社員に比べると待遇面は劣ります。ある一定期間働くなどの条件を満たすと有給休暇は発生する場合もありますが、賞与や退職金などは一般的には支給されないケースが多いようです。あくまで臨時・単発雇用という側面が大きく、安定して長く働きたいという場合は不向きかもしれません。社会保険や雇用保険の適用から外れる場合や、福利厚生面での制限などがあるため事前に確認しておきましょう。
契約社員
契約社員は 、雇用期間や給与などの条件が“契約”で定められているのが特徴です。派遣社員と混同されがちですが、その違いは雇用形態にあります。契約社員は会社との直接雇用であるのに対して、派遣社員は派遣元と派遣先との契約になります。
メリット
契約期間や職務内容、休日、労働時間など、さまざまな条件を企業との話し合いで決めることができ、自分の希望を優先して働ける点は大きなメリット。労働契約法17条では「やむを得ない理由」がなければ、契約期間中の有期契約労働者を解雇できないことが定められているため、契約期間中の不当な解雇もありません。「期間限定で働き、次のステップに進みたい」という明確なライフプランを持つ人には適した働きかたと言えるでしょう。
デメリット
労働基準法第14条では「原則として3年」が有期労働契約の最長期間です(高度専門職や満60歳以上は、例外として最長5年まで)。契約期間が満了すると、退職または会社と労働者の合意によって労働契約の更新が可能ですが、必ず更新されるという保証はありません。
正社員
正社員の 他の就業形態との大きな違いは、無期の雇用契約ということ。勤務時間は、それぞれの会社が定めた所定労働時間に基づきます。なおかつ、フルタイムでの勤務 となります。 同じ会社で安定して長く勤めたい人や、収入面・保障面を重視したい場合に適しています。
メリット
責任のある業務を任されることが多く、やりがいやスキルアップにつなげやすい点や、手当や賞与、退職金などの福利厚生が充実しているのが特徴です。また、クレジットカードの契約や住宅ローンなどの審査が通りやすいのもメリット。
デメリット
基本的に業務命令には従わねばならず、残業や休日出勤、あるいは人事異動や出向などで勤務地や会社が変わることもあります。業務内容や勤務条件などから、女性においては結婚・出産などのライフサイクルの変化を機に、正社員としての働きかたを維持するのが難しくなるケースも少なくありません。
まとめ
派遣社員と契約社員の違いや、パートとアルバイトの違いなど、なんとなく分かっているつもりでも意外に知らないことがあったのではないでしょうか。それぞれのメリット・デメリットを知ることが、自分に合った働きかたを見つけるヒントになりますよ。派遣社員のキャリアプランや、実際にどんなサポートが受けられるのかを知りたい方は、以下をチェック してみてくださいね。