知っておきたい!派遣のお作法【コンプライアンス】
近年、「コンプライアンス」という言葉をよく耳にします。たった一人のアルバイトの軽率な行動から大問題に発展した企業のニュースが世間を賑わせたこともありましたよね。日本語ではよく「法令遵守」といった言葉に置き換えられますが、具体的にどんな行動を取ればコンプライアンスを守れるのか、イメージできますか?現代社会で働く私たちが心に留めておくべき「コンプライアンス」について、一緒に考えてみましょう。
他人事じゃない!リスクはこんなにあるんです
まず初めに知っておきたいのは、どんなことが問題になるのかということですよね。コンプライアンス上のリスクになりうる代表的な事柄 をピックアップしました。
- 違法業務命令
- サービス残業
- 著作権侵害
- 個人情報、企業情報の漏洩
- メールやSNS利用によるトラブル
- セクシャルハラスメント、パワーハラスメント
この中でも、手軽に利用することのできるメールやSNSによるトラブルは増加する一方です。「ちょっとしたことで」誰もが被害者にも加害者にもなりうるわけですね。
あなたは大丈夫?コンプライアンス理解度チェック
次に、自分自身のコンプライアンス理解度をチェックしてみましょう。これらの行為 はコンプライアンス上で問題あり?なし?一度考えてみてくださいね。
- 自己判断で会社の備品を私物化した
- 社外の飲食店でランチ中、仕事の書類をテーブルに広げた
- 業務マニュアルを、自分のみの判断で変更した
- 休憩中に会社のPCでプライベートアカウントのFacebookを閲覧・更新した
- どうしても仕事が終わらないので、USBでデータを持ち帰った
- 飲み会で、会社の内部情報や顧客情報について話した
実は、これらのケースはすべて立派なコンプライアンス違反。「これぐらい大丈夫でしょ」という勝手な自己判断が、重大な事態に発展しかねません。そうなれば「やっちゃった!」では済まされないのです…。また、備品や個人情報の取り扱いなど、企業によってルールが異なることも数多くあります。迷ったときは同僚や上司に確認し、自己判断で動かないのが賢明です。
登録時の研修で、予備知識はバッチリ!
「コンプライアンスの知識、ちょっと自信ないかも…」と感じた方も大丈夫!パソナでは、登録時にコンプライアンスに関する研修を実施しています。就業前に一通りの知識を学ぶことができるのは安心ですよね。さらに、最後には理解到達度のテストも行っています。
研修内容の一例
- 秘密保持の厳守について(就業先で知り得た情報は口外しないetc.)
- SNSの使い方について
困ったときは、すぐに営業担当へ相談を!
ここまでは、身近に潜むコンプライアンス違反の危険性についてお話しましたが、反対にあなた自身がコンプライアンス関連のトラブルに巻き込まれる可能性もゼロではありません。困ったことが起きたら、すぐに営業担当へ相談してくださいね。
例えば こんなとき、すぐに相談を!
- 就業先企業の問題に対しての反対署名に参加するように言われた
- サービス残業を強要された
- 職場でパワーハラスメントを受けた
まとめ
これまでは「コンプライアンス違反」をニュースの中だけの話だと思っていた方も、自分にとって身近な問題として感じることができたでしょうか。今回ご紹介したポイントをふまえ、具体的に気を付ける点を知っておけば安心ですよね。パソナは、派遣スタッフのみなさんが安心・安全に働ける環境づくりをお手伝いします。困ったときは、いつでも相談してくださいね 。