【資格】電卓検定で「電卓力」を試す!
今回は、電卓スキルの検定試験についてご紹介します。電卓検定では、電卓のさまざまな機能を使いこなしながら、操作の速さと正確さを証明できます。資格取得に興味のある経理・会計・財務担当者なら、受験を検討してみてはいかがでしょうか。
「電卓計算能力検定」と「電卓技能検定試験」
電卓の検定試験にもいくつかありますが、主要な検定といえば「電卓計算能力検定」と「電卓技能検定試験」のふたつで、それぞれ主催している団体が異なります。
・電卓計算能力検定:全国経理教育協会
・電卓技能検定試験:日本電卓技能検定協会
漢字ばかりが並んでいて、字面だけでは違いがよくわからないかもしれませんが、問題の個性や出題範囲などが異なります。
総合的な難易度としては大差がないとされていますから、試験の日程や試験場所を比較して、どちらを受検するか決めても良いでしょう。
検定の内容について
どちらも、複数の種目に分けて認定試験を受けるという点では共通。試験種目もほとんど同じで、「電卓計算能力検定」のほうが1科目多いだけです。ということで、以下でまとめて説明していきましょう。
見取算
シンプルに言えば「足し算」「引き算」。いくつも並んでいる数字を、電卓で足し引きしていく計算です。
乗算
いわゆる「掛け算」ですが、パーセントの計算や端数処理などが要求されることもあります。
除算
こちらは「割り算」。同じようにパーセントの計算や、端数処理などが必要になる問題もあります。乗算の「×」が「÷」になるだけですから、乗算を押さえておけば除算も自然とできるようになります。
伝票算
伝票をめくりながら計算していく種目。伝票ごとに複数の数字が書かれていて、各伝票の同じ位置にある数字同士を足していきます。シンプルな足し算ですが、伝票をめくりながら電卓を操作するのに慣れが必要です。
複合算
「電卓計算能力検定」だけにある種目で、加算(足し算)、減算(引き算)、乗算(掛け算)、除算(割り算)の四則演算が混ざった計算です。メモリ機能を活用する問題がほとんどです。
※関連記事:『経理で役立つ電卓スキル①クリアキー・メモリーキー』
12桁電卓を用意して挑みましょう!
どちらの検定も、12桁の電卓を使用します。持っていない場合は、まず電卓の準備から始めます。電卓の選び方は、「簿記2級・3級の受験者必見!電卓選びとタッチタイピングのコツ」を参考にしてくださいね。
いずれにせよ、目標があったほうが上達は早いもの。日々なんとなく電卓を練習するよりも、検定合格を目指しながら取り組んでみるのがオススメ。資格を取得するプロセスの中で、電卓スキルは知らず知らずのうちに磨かれているでしょう。
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