働き方

2018/10/10

派遣社員の給料の相場ってどれくらい?残業代はきちんと出るの?

働き方が多様化している現代において、「働きながら資格のスクールに通って、キャリアアップを目指したい。」「仕事も大事だけれど、趣味に没頭する時間も大切にしたい。」など、柔軟な働き方を求めて派遣社員の道を選ぶ方も珍しくありません。

しかし、初めて派遣社員として働く場合、給料はどのように支払われるのか、相場はどれくらいなのか、時給アップはできるのかといった給与事情を知りたい方も多いのでは? また、残業したらきちんと残業代をもらえるのかも気になることでしょう。今回は、派遣社員の給料制度や相場、残業代の支払い事情や時給アップの可能性についてお伝えします。

目次
派遣社員の給料って時給制?日給制?月給制?
派遣社員の給料の相場ってどれくらい?
派遣社員って残業代は出るの?
派遣社員で時給アップするには?
まとめ

派遣社員の給料って時給制?日給制?月給制?

正社員で働く場合、賃金形態が月給制になっていることが一般的です。しかし、派遣社員は正社員と雇用形態が異なるため、賃金の支払いについても事情が異なります。では、派遣社員の賃金形態はどのようになっているのでしょうか。

時給制である場合が一般的

派遣で働くときの賃金形態は、時給制である場合が一般的です。一般社団法人日本人材派遣協会が2018年1月に発表したデータによると、賃金形態が「時給制」と答えた人の割合は98.4%と、100%に近い割合となっています。そのため、ひと月あたりの収入は、時給×1日当たりの就業時間×就業日数で計算することができます。

たとえば、時給が1,000円で1日当たりの就業時間が8時間、就業日数が20日の場合、ひと月あたりの給与額は「1,000(円)× 8(時間)× 20(日)= 160,000円」となります。

賞与については、基本的に支給されないことがほとんどですが、派遣先の業績によって臨時で支給されるところもあります。

派遣社員の給料の相場ってどれくらい?

時給での支払いになることは分かっていても、派遣で働く場合、ひと月あたりどれくらいの給料がもらえるのかも気になるところでしょう。ここでは、派遣社員として働く場合の給料の相場についてみていきましょう。

給料の相場は業務内容やスキルレベルによって異なる

派遣社員の給料は、登録した派遣会社や実際の業務内容、個人のスキルによって異なります。一般社団法人 日本人材派遣協会が2018年1月に発表したデータによると、全国では1,500~1,750円となる場合が最も多くなっており、職種別の平均時給は、以下のようになっています。

  •  オフィスワーク系……派遣期間3年未満:1,359円 3年以上:1,457円
  •  営業・販売・サービス系……派遣期間3年未満:1,279円 3年以上:1,357円
  •  クリエイティブ系……派遣期間3年未満:1,558円 3年以上:1,658円
  •  IT技術・通信系……派遣期間3年未満:1,598円 3年以上:1,815円
  •  製造・軽作業系……派遣期間3年未満で1,064円 3年以上で1,062円

英語・中国語などの外国語や高度な知識・技術を使うといったハイスキルが求められる仕事では、より高時給になる傾向があります。また、「派遣期間が3年以上」になると時給が高くなっているのは、実務経験を長く積んでいることが派遣先企業から評価されているためであると予想されます。

派遣社員の平均時給には地域差がある

上述した同協会の調査によれば、2017年9月~11月現在、派遣社員の時給の全国平均値は1,402円となっています。一方、東京都・愛知県・大阪府の3大首都圏での時給の平均値は1,531円と、全国の平均時給を100円以上も上回る結果となりました。
また、派遣就業において、主業務経験期間3年未満の時給金額平均は全国では1,343円であるのに対し、3大首都圏では1,480円。一方、主業務経験期間3年以上の場合には全国では1,473円、3大首都圏では1,583円と、いずれも全国平均に比べて3大首都圏における時給の平均値のほうが高くなっていることわかります。

派遣社員って残業代は出るの?

残業なしの派遣先を選ぶこともできますが、月末月初や年末年始などの繁忙期には、やむを得ず残業をしなければならないこともあるでしょう。その際、残業代がきちんと支払われるのかどうかも気になるポイントです。非正規社員である派遣社員にも残業代は全額支給されるのでしょうか。

残業代は派遣会社から支払われる

労働基準法により、労働時間の上限(法定労働時間)は1日8時間、週40時間までと規定されています。法定労働時間である1日8時間、週40時間を超えると、25%以上の割増賃金を支払わなければならないと規定されています。

残業に関しては、会社と従業員との間で36協定(労働基準法第36条「時間外・休日労働に関する協定届」)を結んでおり、雇用契約書に残業時間について「一日●時間以内」などと記載されています。

雇用契約書では、一日の労働時間(所定労働時間)についても定められていて、所定労働時間を超えた場合は残業となり、残業した分もお給料は支払われます。ただし、所定労働時間が法定労働時間より短かった場合、法定労働時間を超えない残業代が割増しとなるかどうかは契約によって異なるため、就業前に契約内容を確認するようにしましょう。

派遣社員で時給アップするには?

派遣社員の時給は原則として固定されているものの、状況次第では時給アップが見込めることもあります。時給アップに必要なことは、どのようなことなのでしょうか。

業務効率の改善やスキルアップ、職種を選んで時給アップ!

時給アップのためには、派遣先に自ら業務効率改善を提案して実行したり、スキルアップのための自己研鑽を行ったりすることが欠かせません。
たとえば、オフィス系の仕事に就く場合はデータや表を検索しやすいように工夫する、英語を使う仕事に従事する場合はTOEICの点数を上げるといった結果を残すとよいでしょう。

また、同じ事務職でもニーズが高い職種を選んでみるのもひとつの手です。例えば、「経理」「貿易事務」「秘書」「BI(データ分析)」といった専門性の高い分野に対応できるスキルを身につけることで、時給アップを目指すことも可能です。

加えて、アピール材料をそろえて、時給アップのタイミングを図るのもよいでしょう。業務に対する役割や責任が増えたように感じたり、仕事に役立つ資格を取得したりしたときには、派遣会社の営業担当に時給アップの交渉をするチャンス。営業担当が状況を把握したのち、派遣先の担当者と交渉を行ってくれることでしょう。

すぐには時給アップがかなわなくても、将来的な収入アップを目指して仕事で実績を上げる、より専門的なスキルを磨くなどの努力を続けることが大切です。

まとめ

派遣社員は、働いた分の給料はもちろん、残業代も派遣会社からきちんと支払われます。業務効率改善やスキルアップに対する努力をすれば、交渉次第で時給アップも見込めるかもしれません。そのため、どのような仕事に就いても、スキルアップの努力は怠らないようにすることが大切です。そうすれば、満足のいく働き方により近づくことができるでしょう。

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