働き方

2016/10/27

採用担当が見るのはココ!紹介予定派遣の「履歴書」対策って?

著者: パソナ キャリアコーチ

採用担当が見るのはココ!紹介予定派遣の「履歴書」対策って?

将来的には正社員や契約社員を目指したい!そんな方にピッタリの働き方が「紹介予定派遣」です。

直接雇用前の派遣期間に、仕事への適性や職場環境を見極められることや、派遣会社のフォローを受けて就職活動ができることなど、働く側にとってのメリットもたくさん。ただ、難点は求人数が限られていること。日本人材派遣協会の調査では、紹介予定派遣の実稼働者数は2015年第3四半期から減少を続け、通期では横ばいの状態になっています。

そこで今回は、紹介予定派遣の選考を通過するための書類対策についてまとめました。

「紹介予定派遣」って?

紹介予定派遣とは、派遣先企業に直接雇用されることを前提に一定期間(最長6か月)派遣社員として就業し、派遣期間終了後、本人と派遣先企業双方の合意のもとに社員として採用される働き方です。「双方の合意のもとに」とあるように、本人が就職を希望しない場合は入社を断ったり、派遣先企業の判断によって不採用となったりするケースも中にはあります。

※関連記事:『「紹介予定派遣」とは?メリット・デメリットや正社員を目指すための方法を解説!

応募には「履歴書」と「職務経歴書」の提出が必要です

紹介予定派遣は、選考のプロセス にも特徴があります。第一に書類選考があり、それを通過すれば面接に進みます。そう、紹介予定派遣では通常の派遣とは異なり、事前面接が認められているんです。後に自社で雇用する可能性のある人材を選ぶわけですから、当然企業の見る目も慎重になりますよね。面接に進むためには、第一関門の書類選考をクリアしなければなりません。必要となるのは、学歴や経歴などをまとめた「履歴書」と、これまでに経験してきた仕事内容やスキルを表した「職務経歴書」の2点です。

履歴書も十分なプレゼンツール!

では、書類上で自分の強みをアピールして選考を有利に進めるには、どのような点に気をつければよいのでしょうか。「アピール」というと職務経歴書に意識が集中しがちですが、履歴書だって立派なプレゼンツール です。内容に不備があったり不十分だったりすると、同封している職務経歴書を見てもらえない可能性だってあります。気を引き締めて作成しましょう。

履歴書の作成ポイント

履歴書はある程度項目が決まっているので書きやすい反面、意外な箇所で間違いやすいものです。チェックポイントや項目ごとの正しい書き方をおさらいして、ケアレスミスを防ぎましょう。

チェックポイント

  1. 各項目のボリュームがバランスよく、モレなく記入されているか
  2. 誤字・脱字がないか
  3. 年月に間違いやズレはないか(元号表記・西暦の統一がされているか)
  4. 日付や志望動機、本人希望記入欄などを使い回していないか

あなたは大丈夫?各項目の正しい書き方

  • 「ふりがな」はひらがな、「フリガナ」はカタカナで、漢字部分のみに記載されている
  • 学歴は最終学歴の一つ前から、正式名称を記入する
  • 免許や資格は、企業にアピールできるものを取得年月順に記入する
  • 正社員での職歴は期間に関わらず記入必須(それ以外の就業形態はその都度判断する)
  • 派遣での職歴は、派遣先と派遣元の双方を記載する(派遣先だけでも可)
  • 同一の派遣元からの連続した派遣就業ならまとめて記入できる
  • 本人希望記入欄に書くことがないときは空欄または「貴社規定に従います」でOK

最後はセルフチェックで総仕上げ!

履歴書が作成できたら、最後はしっかりと見直しを。セルフチェックでは、以下の5点を心がけてください。

  • 誤字や脱字がなく、見やすい構成になっているか
  • 職歴のまとめ方は適切か(仕事内容や雇用形態、派遣元など)
  • 応募要件が記載されているか
  • 資格やOAスキルなどのテクニカルスキルが記載されているか
  • 志望動機は応募する仕事に対して適切な内容になっているか(履歴書を使いまわす場合は特に注意を)

まとめ

魅力的な応募書類に共通するのは、「企業が求めているポイントが見やすく、わかりやすく書かれていること」です。また、履歴書単体でも「自分をしっかりと魅力的にアピールできている」ことが必要不可欠です。客観的な視点で添削してほしいときや、書類作成で悩んだときは、パソナの担当にご相談ください。これまでにたくさんの書類を見てきたプロの観点から、適切なアドバイスを行いますよ!

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