働き方

2016/11/01

採用担当が見るのはココ!紹介予定派遣の「質問対策」って?

著者: パソナ キャリアコーチ

採用担当が見るのはココ!紹介予定派遣の「質問対策」って?

紹介予定派遣でお仕事を探す方にとって、避けて通れないのが面接です。特に、面接官からの質問にきちんと答えられるのか不安になりますよね。大切なのは相手が何を知りたいかを理解して回答を選び、しっかり伝わるように話すこと。今回は、面接官のポジション別のポイントや、よくある質問への答え方などをまとめました。

相手に伝わる話し方を

面接では、聞かれたことに対して“最も伝えたいこと”をひとつに絞って話しましょう。ここで重要なのは、先に結論を話したうえで、その内容を証明するための具体例を挙げること。根拠を伝えることで、話の説得力がグッと増します。さらに意識したいのが、文章を短く区切って話すこと。たくさんの例を伝えようと思うあまり、句読点のないダラダラした話を続けてしまうと、結果的に何を一番伝えたいのがボヤけてしまいます。

面接官のポジション別攻略法

質問へ上手く答えるには、面接官が誰なのかというのも大切なポイント。面接官別の着眼点と、ポジションに合わせたアピールポイントをまとめました。

採用部署「実務能力に信憑性があり、現場の人間とうまくやっていける人材か」

共に働く仲間となる採用部署の人間が重視するのは、「即戦力になるか」「仲間にふさわしい人間か」という2点です。応募書類に書いた内容から、現場で活かせる実務能力を具体的なエピソードと共にアピールしましょう。

人事担当「採用基準をクリアする実務力を持ち、好印象を持てる人材か」

まずは、求められる実務能力を持っていることをアピールしましょう。未経験・スキル不足の場合には、現在取り組んでいること(資格取得のための勉強、スクール受講など)を説明します。さらに、入室時のマナーやあいさつ、表情、しぐさなどで、よい印象を与えられるよう気を配りましょう。

役員・社長「社風や経営課題を理解しており、会社に貢献できる能力を持った人材か」

経営陣が重視するのは、きちんと企業研究を行っているかどうか。「この会社だからこそ、ぜひ入社したいんです!」という思いを、具体的な理由と共にアピールできると評価は高くなるでしょう。また、自分が会社に対してどんな価値を生み貢献できるかを伝えることが必要です。

定番質問攻略のポイント

ここからは定番の質問3つ について、企業側が見るポイントと回答のポイントを見ていきましょう。

定番質問1「今までの経歴を教えてください」

企業側が見るポイント

応募書類に書かれた仕事内容の詳細や、記載内容の信ぴょう性、記載事項以外で確かめたい部分を質問します。

回答のポイント

話す内容は2分前後でまとめるのがべストです。職歴が多い場合は職種や業界ごとでまとめ、アピールしたい情報に多く時間を割くなど、構成を工夫してみましょう。最後には「以上です」という締めの言葉を付けるのを忘れずに。

定番質問2「退職・転職理由について教えてください」

企業側が見るポイント

1つは退職(転職)理由が自己都合なのか、もしくは企業都合なのか。もう1つは、次も同じ理由で辞めてしまうのではないかという可能性の有無を判断したいという、2つのポイントから見ています。

回答のポイント

自己都合で辞めた場合も、決してネガティブな理由は言わず「○○をしたい」と前向きな理由を述べましょう。考え方のコツは、退職に至るまでに不満に思ったことを洗い出し、その対義語を探すこと。不満の反対に現れるのは、あなたの願望や思い。「前職(現職)で実現できなかったことを、応募先では実現できる(実現したい)」という伝え方がベストです。

定番質問3「志望動機を教えてください」

ここでは、志望動機を考えるための3つの軸をご紹介します。

経験・スキル

今までの経験・スキルをどう活かして仕事がしたいのか、会社にはどんな貢献ができるのか。具体的にアピールすることが肝心です。未経験の場合は、なぜその職種にチャレンジしたいのかを伝えましょう。

業界・会社

志望動機を語るうえで、「なぜその会社に入りたいのか」という理由付けは重要です。自分がその会社に興味を持ったきっかけと自己PRの接点を見つけ、熱意を伝えてください。会社研究にはホームページなどの情報も参考にするとよいでしょう。

入社後の展望

志望動機を踏まえて、入社したらどんな仕事をしたいか、どんなキャリアを積んでいきたいかといった将来の展望を話せると良いでしょう。「現職で叶えられなかったことを今後実現し、こんな仕事がしたい。その希望が叶うのが今回の求人です!」といったアピールが効果的です。

まとめ

面接には事前準備が何より大切!繰り返し練習し、内容をブラッシュアップさせましょう。効果的な練習方法は、録音して聞いてみることです。案外早口になっていたり、ダラダラとした話になっていたりといった、話している時には気づかなかった改善点が見つかりますよ。事前準備をカンペキに済ませ、自信を持って本番に臨みましょう!

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