働き方

2016/11/08

採用担当が見るのはココ!紹介予定派遣の「職務経歴書」対策って?

著者: パソナ キャリアコーチ

採用担当が見るのはココ!紹介予定派遣の「職務経歴書」対策って?

紹介予定派遣でお仕事を探す場合、避けて通れないのが応募書類の対策。ある程度フォーマットが決まっている履歴書に比べ、自由度の高い職務経歴書は、書き慣れていないと迷ってしまうこともありますよね。でも大丈夫!コツをつかめば、スムーズに作成できますよ。

職務経歴書に必要な要素

職務経歴書に枚数制限はありませんが、全体でA4サイズ2~3枚に収まる程度のボリュームが理想的です。読む相手のことを考えてレイアウトや文章量、構成にも気を配りましょう。要約、太字、下線、見出しなどを取り入れるのもおすすめです。そして、次の5点を常に意識して作成することが大切です。

  1. 「どのような会社で」(業界や会社概要など、具体的な会社の情報)
  2. 「どのような仕事を」(所属部署・担当人数・職種・業務内容などを具体的に)
  3. 「どのように工夫、努力して」(仕事への取り組み方、獲得スキル)
  4. 「どのような結果を出したか」(成果・実績)
  5. 「入社後、どんな仕事に取り組んでいきたいか」(意欲)

特に重要なのは3と4の要素です。企業が重視する「自己PR」や「仕事への取り組み方」などの項目では、根拠や事例、数字で示すことができる要素は必ず記載してください。アピールの根拠となる事実が盛り込まれていると、格段に説得力がアップします。

より効果的な見せ方を!各項目の書き方を工夫 しよう

次に、項目別のポイントを押さえておきましょう。特に自己PRは気合いを入れて作成したいところです。くれぐれも無記入の項目がないよう、モレなく作成してください。

職歴

職歴が多い場合や、経歴に一貫性がないという場合は冒頭に「職務要約」という項目を追加して、自分がどういう仕事を経験してきたのか、その内容を端的に述べるのがオススメ。これは、読み手に「読む準備」をさせる効果があります。以下を参考に、自分の経験や応募するお仕事に合わせて、より効果的な書き方を選んでください。

  • 時系列
    →経験社数が少ない、職務経験が短い、担当業務や部署変更が少ない場合
  • 逆時系列
    社会人経験が長い、直近の仕事に関連する業界・業種に応募する場合
  •  職種別(応募する職種を最上位に記載する)
    →経験職種が多岐にわたる場合

自己PR

最も注力すべき項目と言っても過言ではありません。つい張り切りすぎて文章が長くなってしまいがちですが、内容を要約した見出しをつけると整理され分かりやすくなります。 そして 、ぜひこだわってほしいのは書き出しの一文。例文も参考にしながら、自分が企業に一番に伝えたいことを冒頭で簡潔に表しましょう。
例:「私はお客様との信頼関係を築くのが得意です。」「私の強みはフットワークの軽さです。」「8年の営業経験を通じて磨いた企画力に自信を持っています。」

所有資格

まだ資格取得に至っていない場合でも、現時点で勉強している資格の名前や受講した講座を記載すればOKです。

最後はセルフチェック で総仕上げ!

一生懸命すべての項目を仕上げたところで力尽き、チェックがおろそかになってしまうのもありがちなパターンです。最後の見直しにも、しっかり時間を取りましょう。手軽に使える校正ツールは便利ですが、完全ではありません。以下の6点を踏まえ、必ず目視でチェックを行いましょう。プリントアウトして読み直すのもおすすめです。

  • 誤字や脱字がなく、見やすい構成になっているか
  • 職歴が多い場合のまとめ方は適切か(仕事内容や雇用形態、派遣元など)
  • 応募要件が記載されているか
  • どんな仕事をしてきたか具体的にアピールできているか
  • 資格やPCスキルなどのテクニカルスキルが記載されているか
  • 業務への取り組み姿勢や仕事上のモットーなど、ヒューマンスキルについて言及されているか

まとめ

職務経歴書はボリュームが多く、作成には時間を要します。時間のあるときにベースとなる文書を作っておき、応募する仕事に応じてカスタマイズできるようにしておくと便利ですよ。「時間に余裕がない!」「どう書けばいいかわからない!」など、迷ったときはパソナの営業担当にご相談ください。応募職種や業界に応じて、効果的にアピールできる職務経歴書の書き方をアドバイスします。

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