悩み・質問

2015/06/26

ドメイン取得・サーバレンタルの仕訳・勘定科目は?

著者: パソナ キャリアコーチ(経理担当)

ドメイン取得・サーバレンタルの仕訳・勘定科目は?

今週の相談
今度、会社で新たにWebサイトを立ち上げることになり、それにともなってドメインの取得やサーバをレンタルすることになりました。そこで、これらにかかる費用を仕訳する際の勘定科目を教えてほしいです。通信費かな……とも思ったのですが、ちょっと違うような気もしています。

滋賀県 ゆら(27歳)

それぞれの勘定科目を解説しよう!

いいぞいいぞ!なんとなく自信がないとき、自己判断にせずしっかり確認する姿勢は評価に値する!ラインギリギリのボールがインかアウトか微妙なとき、自己判断でプレーを止めたら、損するのは自分だからな!それじゃ行くぞ!スマーッシュ!

通信費をおさらいだ!

まず、君が気になっている通信費についておさらいしておこう!通信費が勘定科目として使われるのは、電話代や年賀状代、切手代、宅配便の配送料、それから毎月のインターネット接続費などだ!それから、メールボックス容量追加やセキュリティサービスなど、プロバイダのオプション費用もこれに含まれる!文字通り、通信のために要した費用を処理するときに使う科目だな!

それぞれの勘定科目を解説!

じゃあ、上記を踏まえたうえで今回のケースを見ていこう!……確かに、ドメイン取得やサーバレンタルは、通信に関わる費用でもあるから通信費でも悪くはないんだが、今回は目的に則した勘定科目で仕分けるとしたら……という視点で解説していくぞ!

ドメイン取得費用

まずはドメインの取得費用だが、これに関しては税務上の取り扱いに細かな規定がない!ただ、ドメイン取得に関する支出の効果は1年以上にわたって続くと考えられることから、専門家の間では、税務上「繰延資産」に該当するという見解が多い!

そうなったとき、ドメイン取得にかかる費用の勘定科目は、「長期前払費用」として処理するのが適当ということになる!また、Webサイトは会社の宣伝・広告と捉えることができることから、「広告宣伝費」で処理するケースもある(Webサイトの制作費用も同様だ!)し、ドメイン取得がサイトを開設するうえで必要な手数料と考えるなら、「支払手数料」で処理するパターンもあるな!つまり、企業の考え方によって勘定科目を考える必要があるということだな!

ホスティング(レンタルサーバ)費用の勘定科目!

サーバのレンタルにかかる費用は、基本的に通信費で問題ないだろう!ただ、サーバの一部をレンタルするための費用という概念から考えて「貸借料」の科目で処理する企業も多いようだ!こちらも、しっくりくるほうで処理するといいだろう!

その他インターネット関連の勘定科目!

その他、インターネット関連でいうと、SEO対策費用やリスティング広告費用などがあるよな!SEO対策はコンサルティング費用として「広告宣伝費」や「販売促進費」「業務委託費」「支払手数料」などの科目で処理されるし、リスティング広告は……そう、もちろん「広告宣伝費」になるよな!

要するに気持ちが大切なんだ!

インターネット関連の費用は、次々の新たなサービスが生まれていることもあり、勘定科目で迷うことも多いだろう!そんなとき、ひとまとめに「通信費」にしておこう、という考えもある意味合理的と言えるかもしれない!だけどな、そんなとき君のように一度立ち止まって「ん?これでいいのかな?」って考える姿勢が大切だと俺は思う!

サーブがなかなか入らない……そんなときに、「今日は調子が悪い!」と割り切るか、何が原因なのか突き止めようとするか、それによってその後の成長も変わってくるんだ!分かったな!ということで今日はこれまで!君の悩みに……スマーッシュ!

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