用語

2016/02/04

「容積重量」を知っていますか?

みなさん、ご機嫌よう。こんてなんじゃ。今日は、貨物輸送の料金に大きく関わっている「容積重量」という基準(考え方)についてご紹介しましょうかのう。物流の世界では常識といっても過言ではなく、貿易業務に携わるならぜひ知っておきたい!いや、知っておいて損はない!知識じゃよ。では、さっそく始めますぞ。

「実重量」だけで料金が決まるのはアンフェア!?

みなさんは、「容積重量」という言葉を聞いたことがありますかのう?

「容積重量(Volumetric Weight / Dimensional Weight)」は、容積を重量換算した物流業界ならではの「重量」なんじゃが、たとえば、あるクーリエ会社では、6,000立方センチメートルを1kgとして換算しておる。また、いわゆる、一般的な重量のことは「実(じつ)重量(Actual Weight)」と呼ばれ、物流業者の輸送費は、通常、「容積重量」と「実重量」を比較して重い方が採用されているんじゃ。

では、なぜ、輸送業者が「容積重量」と「実重量」の二本立てをしているのか、お話ししていきましょうかのう。

まず、貨物を運ぶ乗り物には、船、飛行機、鉄道、トラックなど、さまざまなものがあるんじゃが、当然のように、これらすべての乗り物には積み込める重量や容量に制限がありますな。

たとえば、4トントラックは、4トンまでしか貨物を積めないトラックじゃが、載せる貨物がレンガやダンベル、飲料水などのように小さくて重いものを積むと、スペースに余裕があったとしても、重量オーバーで積めなくなるということがあるのう。

※小さいのに重い貨物は、物流業界では「重量勝ち」「目方(めかた)勝ち」といわれます。

逆に、羽毛や毛糸など、容積は大きいが軽いものは、4トントラックにめいっぱい積んでも1トンもいかないかもしれない…ということも考えられますのう。

※軽いのに大きな貨物は、「容積勝ち」といわれます。

このように、さまざまな貨物があるにもかかわらず、輸送費を「実重量」だけで規定してしまうと、いろいろな不都合が生じるんじゃ。特に、航空貨物のように、輸送スペースに限りのある乗り物は、仮に「実重量」で輸送費が決まってしまうと、重くて小さい貨物の方が、軽いがスペースを大きくとる貨物より輸送費が高い、というアンフェアな状況を生み出してしまいますな。

だから、物流業界では、よりフェアな輸送費設定のために、「実重量」のほかに、この「容積重量」という尺度を設けているんじゃよ。

「容積重量」を計算してみよう!

では、少しばかり、実際に計算しながら、「容積重量」のことを掴んでもらおうかのう。

貿易で使われる輸送手段は船と飛行機がメインじゃが、実は船舶輸送と航空輸送とでは、容積重量の換算が異なるんじゃよ。

船舶輸送と航空輸送の容積重量
▼船舶輸送なら
縦(m) x 横(m) x 高さ(m) を 実重量/トン と比較
※「容積重量」は、1立方メートルを1ton
▼航空輸送なら
縦(cm)x 横(cm) x 高さ(cm) ÷ 5000 または6000 を 実重量/kgと比較
※5,000もしくは6,000立方センチメートルを1kgと換算

では、以下の貨物を航空便で輸送するとき、「実重量」と「容積重量」のどちらが採用されるか、計算してみてくださいな。

※6,000立方センチメートルを1kgと換算すること。重量は0.5kg単位で切り上げること。

実重量:15.0 kg
箱のサイズ:40cm×55cm×55cm
 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
【容積重量の計算】
40×55×55 = 121,000立方センチメートル
121,000÷6,000 = 20.166…kg

このケースでは、実重量<容積重量じゃから、20.5kgの料金になりますぞ。

今回、お話しているケースは、大口貨物ではなく、どちらかと言えば、小口貨物に必要な知識じゃ。航空輸送やクーリエの配送においては、上記の計算式は必ず役に立つことがあろうかと思いますぞ。

※航空輸送といっても、クーリエ会社や航空会社それぞれで、容積重量が5,000立方センチメートルで1kgか、6,000立方センチメートルで1kgのどちらを採用しているかは異なるようです、計算するときは、一度確認してください。

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