スキル

2016/07/26

“以上・以下・超・未満” を英語で表すルール

著者: パソナ キャリアコーチ(貿易担当)

“以上・以下・超・未満” を英語で表すルール

今回のビジネスイングリッシュのテーマは「以上・以下」「超・未満」など、数字や量を表す表現についてです。

日本語では「以上」と一つの表現方法でも、英語だといくつかパターンがありますので、一つずつご紹介します。

基準になる数を「含む」?それとも「含まない」?

まずは日本語の確認を。基準になる数を含むのが “以上・以下” 、含まないのが “超・未満”、この区別は大丈夫ですよね。

では英語で “more than 10” と言えば、基準になる10を含むのでしょうか?含まないのでしょうか?

◆ “以上” の表し方

“10 or more / 10 or above / 10 or over”
これらが比較的よく使われる10 “以上” の表現。直訳すると “10あるいはそれを超える” となるので、10も含まれるという事になります。

“discount for ages 60 years or over”
60歳以上の人に適用する割引

◆ “以下” の表し方

“10 or less / 10 or below / 10 or under”
“以下” の表現ではこれらがよく使われます。なぜ含まれるかの考え方は、“以上” と同じ。

“Children of three years or under are free.”
3歳以下の子供は無料

◆ “超” の表し方

“more than 10 / above 10 / over 10”
冒頭の質問の答えがコチラ! “10を超える” という表現なので、基準になる10は含まれません。

“I have kept him waiting more than one hour.”
1時間を超えて彼を待たせています。

◆ “未満” の表し方

“less than 10 / below 10 / under 10”
“10を下回る” という解釈なので、10は含みません。

“You can’t stay at the hotel at less than 1,000$ a night.”
そのホテルは一泊1,000ドル未満では泊まることができません。

基準になる数を含むか含まないか、慣れるまでは少し複雑ですよね。日常生活ではそこまでキッチリと区別はしなくて大丈夫ですが、ビジネスの時には明確にしておかないとトラブルの元にもなるので要注意!しっかり覚えておきましょう。

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