悩み・質問

2015/09/07

「信用状(L/C)」の内容に問題があったときはどうするの?

こんにちは!貿易女子の円(まどか)です。

まだまだ暑い日が続いていますが、百貨店はすでに夏から秋に模様替え。ショーウィンドウに飾られた洋服が素敵で、通勤途中に横目でチェック中(*^0^*)b今週は、仕事を早めに終わらせて、秋色ファッションを探すぞ〜♪と意気込んでいます。

それでは、今週の「貿易用語」をはじめましょう!

(注)今回の内容は、「信用状(L/C)」について、これまでご説明したことを踏まえて書いています。今日初めて「信用状(L/C)」という言葉を聞いた方、聞いたことはあるけど、あまりよくわかっていないという方は、こちらをクリックして、日付が古いものから順に読んでいただければ、より理解しやすいかと思います。

「信用状(L/C)」の内容に問題を見つけたらすること

これまで繰り返しお話ししてきたことですが、「信用状(L/C)※以下、L/Cと記します」は、輸入者が自身の取引銀行に発行を依頼し、輸入地の通知銀行を経由して輸出者に送られるものです。

先々週先週と2回に渡って、L/Cを受け取った輸出者がチェックすべきポイントをご紹介しましたが、本日はもし、その内容に不備があった(変更しないといけない)場合の対応についてご説明したいと思います。

輸出者は、L/Cに記載されている内容(L/C条件)をチェックした結果、輸入者と交わした契約内容と違っていたり、無理な条件を発見したりしたときは、すぐに輸入者にL/C条件を変更(アメンド※)してもらわなければいけません。

※「変更」は英語で「Amendment」というため、貿易業界では「変更」を「アメンド」と呼ぶ方もいます。

また、輸出地のハリケーンや台風などの天候の悪化、製造工場の従業員のストライキなど、契約時には予期しなかった状況の変化で、発行されたL/C条件のままでは履行できなくなった場合も、輸出者から輸入者に信用状条件の変更を願い出ます。

では実際に、輸出者が輸入者に条件変更を依頼する手順を下の図でご覧ください。

さて、この図の流れに見覚えはありませんか??

冒頭で説明した、L/C発行の流れとほとんど同じですね。L/C条件の変更も、輸入者から輸入地、輸出地と2つの銀行を経由して輸出者へと通知書が届けられます。(つまり条件変更は、輸出者(受益者)、輸入者(申請者)、開設銀行、通知銀行という4当事者すべての同意があって可能になるということです。)

ちなみに、少し実務的な話になりますが、L/Cの条件変更は開設銀行の手数料が発生します。ですから、輸出者の都合での変更する場合、輸入者は輸出者にその手数料を負担してもらうよう要求することがありますし、その逆のパターンもあります。

そのような交渉も含め、変更の手続きは時間と手間がかかりますが、すべての当事者が同意している変更なので、変更後のL/Cも通常のL/Cと同じ扱いになり、輸出者・輸入者双方がL/Cを使用するメリットを失わずに取引できます。

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