悩み・質問

2017/04/10

「三国間貿易」取引における書類作成で気をつけるべきポイントは?

こんにちは!貿易女子の円(まどか)です。「『三国間貿易』って何?仕組みを説明できますか?」「『三国間貿易』取引をするときに知っておくべき注意点」と2回に渡ってお送りしてきた「三国間貿易」シリーズの締めとして、書類作成のポイントをご紹介します。では、早速はじめましょう!

輸出者と仲介者が作成するインボイスの相違点

今回もこれまで同様、三国間貿易の仲介者である(商品の売主である)A社、輸出者(商品の荷送人)のB社、買主(商品の荷受人・輸入者)のC社を例に「三国間貿易」の書類の記載内容について見ていきましょう。

先週の記事でも少しお話しましたが、「三国間貿易」では2つのインボイスが流通します。

二者間で取引する場合は、輸出者(Shipper)と売主(Seller)、輸入者(Consignee)と買主(Buyer)が一致するのですが、「三国間貿易」では、それぞれの立場によって売主や買主が変わってくるため、インボイスの記載内容も(X)と(Y) では異なります。

具体的に言えば、輸出者B社が作成するインボイス(X)では以下のようになりますが、

・輸出者(Shipper)…B社(自社)
・売主(Seller)…B社(自社)
・輸入者(Consignee)…C社
・買主(Buyer)…A社

仲介者A社が作成するインボイス(Y)では売主と買主が変わるのです。

・輸出者(Shipper)…B社
・売主(Seller)…A社(自社)
・輸入者(Consignee)…C社
・買主(Buyer)…C社

※輸出者(商品の荷送人)と輸入者(商品の荷受人)は変わりません。

「三国間貿易」のインボイスでは買主と売主の欄を作成し記載する

以前、明細書と納品書と請求書を兼ねる!?インボイス(Invoice)で、インボイスに記載する内容をご紹介した際には輸出者と輸入者を記載すると話しました。

二者間で貿易を取引を行う場合はそれで事足りるのですが、「三国間貿易」では下図のように“売主(Seller)”と“買主(Buyer)”の欄を設けて、三者それぞれの立ち位置を明確にして記載しなければなりません。

インボイスに記載されている情報はそれぞれの国の通関もチェックしており、その他の船積書類と辻褄が合っているかなども確認しています。その際、インボイスに記載されている三者の関係性が不明確だと、税関からいろいろと質問を受けることになり、通関が長引くこともありますので、作成する際は細心の注意を払いましょう。

※通常、輸入者C社の国の税関は仲介者A社からのインボイス1枚を提出すれば良いのですが、時に仲介者A社と輸出者B社のインボイス提出を求められることがあります。その際はC社に見られないことを条件に、C社のフォワーダーに書類を送るなどして税関へ提出しましょう。

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