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2016/06/20

「支払報酬料」ってどんな勘定科目?|経理用語解説

著者: パソナ キャリアコーチ(経理担当)

「支払報酬料」ってどんな勘定科目?|経理用語解説

経理担当者に欠かせないのが、勘定科目の知識。そこで今回ご紹介するのは、勘定科目のひとつである「支払報酬料」について。「支払報酬料」がどんなケースで使用されるのか、しっかり把握して正しく仕訳をしてくださいね。

特定報酬の支払いを管理する「支払報酬料」

勘定科目のひとつである「支払報酬料」とは、弁護士や税理士、司法書士、社会保険労務士などのほか、ライターやデザイナーなどの専門家に対する支払いを管理するための科目です。なお、支払先が個人となる場合は、源泉徴収の対象となるため、気をつけましょう。

支払報酬料として扱われる項目

・弁護士・司法書士・公認会計士・税理士・社会保険労務士・不動産鑑定士の報酬・顧問料など
・ライター・翻訳家への原稿料・翻訳料・校正料など
・デザイナー・イラストレーターへのデザイン料・イラスト料など
・芸能人・スポーツ選手・著名人への出演料など

この「支払報酬料」と近しい関係にあるのが、「支払手数料」。こちらはあくまでも支払いに関係する手数料を処理する科目です。銀行の振込手数料や仲介手数料、斡旋手数料などを計上し、「支払報酬料」と区別するのが一般的です。

経理用語豆知識
なお、企業によっては、各種報酬などを支払手数料として処理しているところもあります。計上方法はケースバイケースなので、企業の会計方針に従って適切に処理しましょう。また、クリーニング代やインターネットのドメイン料なども、支払手数料として計上することが可能です。

専門家などに対する報酬の支払いに用いられる「支払報酬料」。ただ、その計上方法は企業により異なりますので、自社の方針に合わせて正しく処理を行いましょう。

 

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