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2015/08/27

荷印の「C/No.1-UP」の意味って?Case Mark・Shipping Markの役割とは

著者: パソナ キャリアコーチ(貿易担当)

荷印の「C/No.1-UP」の意味って?Case Mark・Shipping Markの役割とは

貿易の積み荷に欠かせない「荷印(ケースマーク、シッピングマーク)」。皆さんは、荷印に表記された「C/No.1-UP」という言葉が何を意味するのかご存知でしょうか?そこで今回は「荷印の役割」について分かりやすくご紹介します。

そもそも荷印(にじるし)とは?

「C/No.1-UP」のお話をする前に、まずは荷印の役割についてご説明します。

荷印とは、貨物を運送する際に、貨物を特定し、紛失を防ぐために、 段ボール箱や容器など、商品(荷物)の梱包に記載されている表示のことです。ケースマーク(Case Mark)やシッピングマーク(Shipping Mark)とも呼ばれます。

荷印には、輸入者はもちろん、船会社やフォワーダー(Forwarder)、運送業者、倉庫業者など貨物に関わる方が、貨物の中身を外から見て判断できるという役割があります。

商品が梱包された箱に連番がふられていて、パッキングリスト(Packing List)に中身の詳細が記載されていれば、輸入者はどの箱に何が入っているか把握できて便利ですし、運送や仕分け作業をする方も取り扱いやすいですよね。

「No.1-UP」は「No.1から連番」の意味

では、「C/No.1-UP」という表記にはどんな意味があるのでしょうか。

まず、「C/No.」とは、梱包番号(Case No.)または、カートン番号(Carton No.)を意味します。そして、「No.1-UP」とは貨物が複数ある場合の「連番」のことで、No.1、2、3 . . . を意味しています。

たとえば、梱包の個数が10個あった場合、その1番目・2番目をNo.1/10・No.2/10と表示します。

通常、荷印は輸入者が輸出者に依頼し、輸出者が貨物につけるものですが、貿易会社や商社では、フォワーダーや専門業者に依頼して、つけてもらうことも多いようです。このとき、輸出者が「C/No.1-UP」と指示すると、箱や容器などの梱包に連番で記載してもらえます。

また「C/No.1-UP」という表記は、B/L(Bill of Lading/ビーエル/船荷証券) やパッキングリストなど、船積書類にも記載されていることが多くあります。この表記を見た際は、“貨物は複数あって連番で表記されている”と判断して良いでしょう。

荷印は、貨物や運送や仕分けに関わる方がわかるためのもの

荷印には、「C/No.1-UP」といったケース番号(カートン番号)だけでなく、輸入者の社名やロゴ、仕向港、重量などが記載されています。

実は、荷印には決まったフォームがなく、会社によって異なりますが、一般的には、下記のような項目が記載されています。

一般的な荷印(ケースマーク、シッピングマーク)例
・輸入者(買い手)の社名やロゴ(Main Mark)
・商品総名称(Item Name)
・数量 (Quantity)
・仕向港(Port Mark)
・ケース番号(Case No.、例: C/No.1-UP, C/No.1-20)
・総重量(Gross Weight)
・純重量(Net Weight)
・容積(Measurement)
・貨物の原産地表示(Country of Origin、例: Made in Japan)
・取扱上の注意(Care Mark)*

*取扱注意マーク例
FRAGILE – HANDLE WITH CARE (壊れ物につき取扱注意)
DANGEROUS (危険品)
THIS SIDE UP (天地無用:上下逆さまにしないことの意)
KEEP DRY (水濡れ注意)
KEEP OUT OF THE SUN (直射日光禁止)


 

荷印の役割について理解できたでしょうか?もし貿易実務に携わる方が、箱などにつける荷印を考える機会があれば、輸出者の方も輸入者の方も、関わるすべての方々がわかりやすいような内容を考えてみてくださいね。

 

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参考サイト:

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